チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

北タイのドリアンはウタラディットで

タイ全土で見ればバンコクから南東に位置するチャンタブリーが果物の産地として有名で、フルーツフェスティバルのようなものも開催されるのだけど、チェンマイからでは遠すぎる。
チェンマイからもっと気軽にドリアン目当てで行けるところはウタラディットという町で、車で3時間くらい。

『僕の誕生日だから皆さんを連れて行きます』と言った義兄は自分が運転するということで親戚やご近所さんに声を掛けて参加者を募り、1人あたり300バーツということで10人ほどのメンバーを揃えた。
結局その費用や当日の食事代などはオットの長姉(つまり誕生日の人から見ると義姉)が出してくれたのだけど。

日程としては義兄が参加者それぞれの家にお迎えに行き、ランパーン経由でウタラディットに行く。帰りは成り行き任せだったけれど、ランプーンの城壁近くの市場に寄って豚肉の揚げ物を食べてチェンマイに戻ることに。

私がチェンマイにいればもれなく参加していた日帰り旅行。でもお寺にそれほど興味がなく、更に最近よくある『SNS 映え狙いのお寺』なんて意味がわからないというスタンスのヨリミチは、参加したとしてもあまり楽しめなかったと思う。
でも多くのタイ人はお寺に行くことや仏像の近くに行くことが大好きなので、新しいお寺や誰かが話題にしていたお寺があると知れば行ってみたくなるらしい。

そこで向かったのがこちら。

私は絶対ムリ。
なんで鎌倉の大仏を模した仏像をそこに造る必要があるのか理由を説明してほしい。
その手前には、こんな人形のある茶屋風の店。

もしも私がそこにいれば、『ヨリミチちゃん、日本のものがあるわよ!』と言って私に郷愁を感じるだろうとか有名なキャラクターを見られて嬉しいだろうとかそういうことを聞いてきて私が肯定的な返事をするのを期待するのだろう。
しかし私は海外に行ってまで日本のモノを求めることはないし、むしろその土地の伝統的なものを見たい。
なので『あの仏像や人形は本家からの許可をもらって造られたものなのですか?』と答えの解りきった質問をして雰囲気を壊してしまいそう。

ま、タイ人の皆さんは写真を撮ったりしてひとときを楽しみ、ウタラディットに向かった。

多分3年前、チェンマイに滞在していたときに日本語情報紙に『チェンマイから半日では厳しいけれど1日(日帰り)旅行として考えればそこそこの場所にドリアンの名産地がある』というのを読んだことがある。それがきっとウタラディットだったのだ。

オットは市場から電話をかけてくれ、そこはドリアンの季節は本当にドリアンだけの市場になるらしい。
それで、せっかくドリアンの市場に行ったのだから皆さんは自宅用にドリアンを買って帰るのかと思ったら『車に入れたら車の中が臭くなって臭いが何日も残るからダメ』なのだそうで、それならどうしてドリアンの市場に行ったの~?という感じ。
現場で食べるだけ食べて帰るのかもしれないが、それだって食べた人の吐息やゲップはドリアン臭がするだろうし、そんな人を10人も乗せて帰るより、ドリアンを買ってビニール袋でしっかり封をした状態で車に入れるほうがよくない?・・・と思うのは私が日本人だからか?

実際、市場でどのくらいドリアンを堪能したのかわからないけれど、最近の市場にはドリアンをジャムにしたものとかアイスクリームがあるようで。


そして、ドリアンを運ぶためにカスタマイズ(?!)されたバイクにも遭遇。

しばらく市場をそぞろ歩いてからチェンマイに戻るのだけど、その途中でまたお寺に。

チェンマイまでもう少し、というところで夕食にちょうど良い時間になったので、ランプーンの夜になると開く市場(屋台)で夕食。

この市場に、豚肉の揚げ物が美味しい屋台があるのだけど、家族へのお土産にした人もいたのだとか。

ここからはチェンマイ市内まで1時間弱。
ドリアンだけではなく、お寺や屋台を堪能してまるまる1日の旅行になったのだけど、実はタイ人的にはドリアンはおまけ、お寺巡りがメインの旅行だったのだろう。

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