チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

相手にとって未知のものを説明する

日本人とタイ人が生活をともにすることになると、それぞれの常識が相手には何も情報がない物だったり、勘違いして覚えている物だったりすることがある。

日本には布団の種類がいろいろあって、敷布団、掛け布団というだけではなくて、毛布、タオルケット、ガーゼケット、肌掛けなどなど。
最近は冷感素材のものも出てきて、日本人でも追いつくのが大変。

↓タオルケットと綿毛布
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↑日本で暮らしていれば、それらをどういう時期に使うのかはわかるのだけど・・・

私はチェンマイの家に綿毛布とガーゼケットを持ち込んでいて、寒い時期には綿毛布がとても役に立っている。

だけどオットは『毛布』というとマイクロファイバーのあったか~い物を思い浮かべてしまい、それはオット自身が過去に使ってみたもので、最初は温かくて良いのだけどしばらくすると暑くなって汗をかいてしまって安眠できないといって毛嫌いしていた。(結局そのマイクロファイバーブランケットは誰かにあげた。)

なので私が綿毛布をとても気に入って使っているのを理解できないでいた。
タイで『毛布(ブランケット)』といえばほぼあのマイクロファイバーなので仕方ないのだけど。
私も昔はアクリル毛布を使っていたが、綿毛布を知ってしまってからアクリル毛布に戻れないでいる。
でもオットはマイクロファイバーブランケットで相当嫌な思いをしたのか、綿毛布には見向きもしなかった。
それなのに昨年の暮れにチェンマイでも寒い日が続き、寝るときに冷えるのが気になったオットは私に黙って私の綿毛布を使った。するとようやくその良さがわかったようで大絶賛。タイにも何週間かある寒い時期をそれで乗り切ったもよう。
次に私がチェンマイに行くときには同じ綿毛布をリクエストされそうで怖い(笑)。

オットは毛布の『モーフ(モウフ)』という響きが好きなようで、何かにつけて『あれはモーフ?』と聞いてくる。それは綿入りの掛け布団だったり、あるいはシーツだったり。布団を見掛けると開口一番『あれはモーフ?』なのである。日本人なら『毛布』の漢字からも意味が掴めるけれど、タイ人にそれは期待できない。それにそもそもウール(毛糸)のような服が存在しないのだから、毛布だのウールだのと言ったってどんなものかを想像できなくて当然。

それと同じように、私が『想像できなかった食べ物』があって、その名はブアローイ。
タイ人(オット)が日本語で日本人(私)に相手が知らない物を説明するのだから、この設定にも無理があるのだけど、とにかく『食べればわかるから』と言われて食べることになった。
何やらココナッツミルクの中に小さな団子状のものが入っていて、さらに茹で卵(←オットの説明)が入っているというのだ。
地方によって少々の違いはあるのだろうけど、そのときに訪れていたラヨーン(ระยอง = バンコクから200キロほど南東方向の海岸の街)では卵の入ったスタイルなのだという。

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↑結局こういうものだったのだけど、
なぜポーチドエッグが入っているのかはオットにも理由がわからず、『この土地では昔からこういうもの』とのこと。

ブアローイ自体は美味しかったけど、卵は入っていなくてもいいかな・・・。
他の街で食べればだいたい卵は入っていないようだけど。

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