ある日のオットからの質問。
『どうせ、僕なんて』の、『どうせ』って何?
ドラえもんカレンダーの中で、のび太君が言っていた言葉。
説明するのは難しいけれど、日本人なら結構使う言葉かもしれない。
結構使うというか、誰でも知っている言葉で、使う人は使うし、使わない人はあまり使わない、と言うべきか。
最近のオットは解らない日本語に出会うと取り敢えず Google の翻訳機能で調べるようなのだけど、『どうせ』と入力したときに『とにかく』と同義語のように表示されたらしく、私に『どうせ = とにかく』というLINEメッセージを送ってきた。
だけど『どうせ』と『とにかく』は同じように使える言葉ではないし、無理矢理それらを関連づけるとすれば、『どうせできない』と言っている人に『そんなこと言っていないで、とにかくやってみなさい』という感じか?
Google は便利なようで、ときどき『これは絶対に違うでしょ』というようなこともあるので油断していると大変なことになる。
一応『どうせ』の使い方を示して、その後電話でも説明したのだけど、オットはどこまで理解してくれたやら。
『どうせあなたには分かってもらえないから』と言いたくもなるけど、それを言ってしまうのは失礼だし、オットを否定し傷つけることにもなる。
それに、万が一(?!)オットが『どうせ』を完全にマスターしてしまって日常的にその言葉を使われるとこちらの心が病みそうなので、『ニュアンス的にちょっと難しい言葉なので使わないでおこう』くらいのポジションに落ち着けばいいな、と思っている。