実家で私が過ごすのは自分の部屋で、つまり私は『子供部屋おじさん』ならぬ『子供部屋おばさん』状態で、昨年チェンマイから一時的に帰国というつもりで実家に帰って来たのが未だに続いているということなのだけど、実家の私の部屋は木造住宅の2階で南と西に窓があり、2階の西側は遮る物が何もなく西陽が当たるのでその暑いことと言ったら。
外気温が上がって室温も上がるというよりは、屋根や壁が熱をもってしまって室温が上がるという感じ。こうなってしまうと、今さらエアコンを設置するのは意味がないとは言わなくとも、非常に効率の悪い運転になることは想像できるので設置しておらず、ベランダや窓に打ち水のようなことをすれば気休め程度のことにはなるのでそんなふうにしてしのいでいる。
そうは言っても私は暑いのが好きなわけではなく、むしろ避けて暮らしたい。サウナは自分から行くことはないし、お風呂も38℃か39℃。
だけど両親が健康に育ててくれたので暑い自分の部屋にいてもバテることはない。ただ、暑いのが好きではないだけ。
それなのにタイ人と結婚してしまって、まるで『暑い季節が好きです!』と宣言しているように見えてしまうのだけど、やっぱりタイでも暑い状態はできるだけ回避したい。
なので暑い時間帯にオットのバイクの後ろに乗るときは、こんなものを用意している。
↓
小さな保冷剤を手ぬぐいにくるんで首に巻く。
暑くないときでも日焼け対策で手ぬぐいを首に巻いているので、そこに保冷剤を入れるか入れないか、という違いでしかないのでそれほど負担でもない。
なのにオットは『ヨリミチさんはそれ(保冷剤)をわざわざ使わなくちゃならないからかわいそうだねぇ』と言っている。
私としては、仮に手間だとしても使えば快適で健康を守れるのだから全然かわいそうじゃないんだけど・・・。
どうやら人種的に日本人とタイ人は汗のかき方が違うようで、タイ人は効率的に身体を冷やせる部位(手のひらとか)が早めに発汗するらしい。日本人はどちらかというと、全身がほぼ同じタイミングで発汗するのだとか。
私はもともと汗かき体質なので、タイ初心者のときに汗だくになって観光をした。一方、ガイドさんは涼しい顔をしていて、ばっちりメイクは夕方になっても崩れていなかった。
その時点でタイ人は汗をかかないというイメージができあがったのだけど、やはりオットも日常生活ではあまり汗をかかない。
チェンマイではそんなオットを横目に見ながら私は汗だくで首には手ぬぐい。
日本で蒸し暑い時期を過ごしていると、それほど湿度に苦しめられることのないチェンマイが懐かしくなる。