オットのお姉さんの旦那、つまり義兄は、魚の養殖をするためにラムヤイ畑をつぶした。
どうもこれは義兄のお兄さんの発案のようで、隣接する2人分の土地に池を作って魚の養殖をして、その魚がある程度の大きさに育ったら、その魚を川で養殖する業者に卸すということらしい。
土地はもともと義兄のお父さんのもので、ラムヤイ(龍眼 = ロンガン)の畑をやっていた。お父さんの時代はそれで家計を賄えていたようで、それなりの広さがある。
土地は相続できょうだい4人に分けられたのだけど、それぞれは仕事に就いていたのでラムヤイ畑は結構な負担になってきていた。
昨年はラムヤイ畑の管理を業者に委託して、消毒や肥料のことや、花の時期には養蜂屋を呼ぶことや、収穫・卸しなどの一切合切をやってもらったのだけど、きっと金額に納得がいかなかったのだろう。それで畑をつぶして養殖池にしたらしい。
↓エサをやる義兄
畑を池にするに当たって、費用はお兄さんが出してくれたとのこと。お兄さんは公務員なのでコンスタントに収入があるのだけど、義兄はコロナの影響でオットと同じく開店休業状態。なので時間はいくらでもあるので魚の面倒を見てくれるだろう、というお兄さんの計算があるのかもしれない。
チェンマイの川(ピン川)は、郊外では魚の養殖をしているところがいくつもある。今まで気づかなかったけれど、その稚魚は川ではなくて池で育てるものらしい。
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これは去年の画像なのだけど、雨期に上流で大雨が降って川が増水し、濁流になっている。
そうなるとあの魚は死んでしまうそうで、翌日には市場で安価で売らなければならない。
私は上流で雨が降ったのなら新しい水が流れてきて魚は喜ぶのではないかと思ったのだけど、オットによると新しい水だとダメなのだという。
私なりに考えた理由は、水の温度。
チェンマイでは豪雨のときにはときどき雹が降るので、そういう水が流れ込むと魚には大きなダメージになるのではないかと。
その点、養殖池なら冷たい水が流れ込むことは滅多にないのだろうからリスクは低いのかもしれないけど、この魚がどれだけ家計に貢献してくれるのかは・・・私にはよくわからない。
ラムヤイよりはラクなのかもしれないけど。
今度チェンマイに行ったら、この池の様子も見てこよう。