チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

オットの住む町内で日本人が亡くなったらしい

先日の夜のこと。
遅い時間にオットからLINE電話を着信したので何事かと思ったら、町内に住んでいる日本人が亡くなったとのことで、なぜか私に『もうニュース知ってる?』と聞くのだ。

オットの話を聞いて、最初は『同じ地区のブロック違いの場所』かと思ったら、『同じ町内の丁目違いの場所』のことだった。

詳しいことはわからないが、多分その日の日中にご自宅で亡くなられたようで、その地区担当の救急隊が駆けつけ、そこで撮った画像を(なぜか)Facebookで流し、オットの知るところとなった、ということのよう。
そんなローカルな出来事で救急隊が漏洩したような情報を私が知るわけもないのに・・・。

私が日本人で、ちょっとチェンマイと関係あるからもう情報が伝わっているとでも思っているのか、それともチェンマイのコミュニティも狭いところがあるから私とその人が知り合いかもしれないと思ったのか。

結局、その人は同じ町内といっても日本の感覚でいうと1丁目と4丁目くらいの距離感で、使う市場もかぶらないくらいの場所なので面識もなければ存在も知らない人だった。でもたまたまその地区を通ったことがあったので、『あの区画にも日本人が住んでいたのね』と思った。

なぜそう言い切れるのかというと、フェイスブック上にパスポートの顔写真のページ、家の表札(番地の看板)、室内の様子の画像がアップされ、投稿テキストには正式な住所が書かれていたため。

どういう意図でその情報をフェイスブックに揚げたのかはわからないけれど、救急隊と思われる人でもそのような個人情報を(メンバー限定だとしても)本人の許可なく(←亡くなっているのだから許可もナニもない!)公開してしまうなんて。

もしも私がチェンマイの家で命を落としたとしたら、こういうふうになってしまう可能性もあるということで、タイは日本よりもインターネットでいろいろできることが多いという印象だけれど、人のモラルという面ではなかなか成長しないなぁ、という感じ。

今回の場合は顔写真、氏名(パスポートの署名を日本語でしていたので漢字も)、生年月日、本籍、パスポート番号、居住地の住所が曝されてしまった。
投稿には『○歳の日本人が死亡、原因はわからず』という本文があって、だから何?という感じ。
『この人の関係者やお知り合いはご一報ください』とか、住所まで載せるのだから『この人の普段の行動をご存知の方はご連絡ください』でもない。
ただ単にセンセーショナルな画像と文言を載せてクリック数をかせぎたいだけ?

イマイチわからないのは、この人に同居人はいなかったのか?ということ。
住居の形態でいうと、土地付きの戸建てなのでタイ人の所有者がいるはず。タイ人パートナーと同居していれば、あのような写真が出回ることはないと思うのだけど、同居人が許可した(阻止しなかった)ということなのだろうか。
パスポートは今年に入ってからタイで発行されているものなので、領事館もしくは大使館に問い合わせれば何かしらの情報は出てくるだろうし、『原因不明』などと言っていないで領事館に報告するべきでは?
それともタイ人パートナーの同居人がいると仮定すると、同居人は一切の手続きを放棄したということ?

私も異国の地で行き倒れることがあるかもしれないから、パスポートの顔写真のページには『ヨリミチの許可なく写真を撮らないでください』というメモを挟んでおこうかなあ。

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注) 旅券の『所持人記入欄』以外のスペースに直接書き込みをしてしまうと出入国の際にトラブルが発生することがあります。

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