チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

似ているところはそこかもしれない

オットも私も物持ちが良く、『これ、いつから使っているの?』というような物が結構ある。
それが年月相応の使用感がないことが多いので始末に困ることもある。

私は幼稚園のお道具箱に入っていた鋏を30歳を越えても使っていたし、オットが使っているそろそろ寿命を迎えそうな目覚まし時計は19年物。
オットがここ10年くらいの間にデパートや正規販売店で買ったそこそこ高価な靴は、オットがジョギングに目覚めたら足の形がランニング仕様になってサイズが合わなくなってしまったのだけど、偶然靴を欲しいと言っている人が近くにいて、サイズもその人に合うものだったので良い値段で引き取ってくれた。
私もフリーマーケットに出店していた頃は(たいした物を出していたわけではないけど)状態が良いということで、他のブースを見てきた人が私のブースに戻ってきてくれることがたびたびあった。

私はフリーマーケットでの出品物には強気な値付けをしないので、出店料と交通費を差し引くと赤字にならない程度の収入にしかならないし、準備や片付けの手間を考えると『やらないほうがラクじゃない?』というような感じ。
でも、まだ使えそうな物を捨てるのが忍びないのでフリーマーケットに出して手放す、という手段を利用しているのかもしれない。
(でも今はコロナが心配なのでフリマには参加していない。)

だけどそれなりに高価な物や思い入れのある物は手放したくない、というか、手放すならそれなりの金額を手に入れたいと思うこともある。

オットは日本人の知り合いからNikonのカメラを譲っていただいたのだけど、オットや私には使う場面がないし、使いこなせるとも思えない。なのでオットはカメラに興味のある友達何人かに声を掛けたのだけど、値段の折り合いがつかなかったり、ある人は同じようなものを買ったばかりだったり。なのでオットはカメラを箱に入れて保管していた。

それが今年のいつだったか、オットは私に電話をかけてきて『あのカメラを姪にあげてもいいかな?』と言い出した。
私はそのカメラはオットの物なのだからどのようにしてくれても構わなかったのだけど、オットにしてみれば、あれはタイで売ればそこそこの金額になる物なので『誰かにただであげる』ということに後ろめたさがあったのかもしれない。
だけどもともとはただで貰った物なのだし、もしも家での保管中に落としたとか何かがぶつかったとかでカメラにダメージが発生してしまったらそれこそ元も子もない状態になってしまうので、私としては使ってくれる人に気持ち良く渡せるならそれが良いと思っていた。

そして先日、姪が用事のついでにオットの家に立ち寄ってカメラを受け取った。
取説は日本語なのだけど、受け取ることが決まってから姪はネットで予習をしており、既に使いこなしているようだ。

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実は私も冬物の服や靴(←タイで過ごす時間が長くなると必然的に不要となる物が出る)は妹や姪が使ってくれればと思ってかなり引き取ってもらった(というか、押し付けた)。それこそフリーマーケットに出せば充分な黒字要素なのだけど、もったいなくて安価では出したくないという・・・。それなのに妹にはただで押し付け。まあ、中には喜んで使ってくれている物もあるので良しとするけど。


タイでは食堂でも一般家庭でも、軽くて割れにくいメラミン食器を使っているところが多いのだけど、オットの家の食器は陶器が多い。つまり、メラミンが出回る前から使っているもの。
オットと私が生活していても陶器の食器の状態はほとんど変わらないのだけど、オットの3番目のお姉さんがたまに長期滞在すると数に変化が。
つまりオットや私の知らないところで底や縁が欠けるのだけど、それを知ってか知らずかそのまま食器入れに戻される。そしてオットと私が『これは危ないよね』と言って処分する。
3人で暮らすからといっても食器が増えるのではなくて、その逆。
でもお姉さんは頻繁に滞在するわけではないし、ときどき何かの粗品などでお皿やグラスが手に入ることがあるので食器の総量としてはプラスマイナスゼロ、という感じ。

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