チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

オットがタイ語を忘れる

先日、オットは姉や姪と一緒に姪の彼の娘がやっているカフェでお茶を飲んだり、姪の彼が所有している別宅を見せてもらったりした。
その別宅というのはチェンマイ市内から車で1時間くらいの場所で、それなりの郊外。ど田舎ではないけれど、たぶん自家用車がないと買い物に不便な立地だと思う。
彼はそのような別宅を複数所有しているらしく、ここは将来的に(でも可能ならできるだけ早く)売りたいとのこと。
その場所からオットがLINEのビデオ通話で私に電話をかけてきた。LINEの画像なので、敷地はどのくらいの広さがあるのかわからなかったのだけど、家屋が2棟といろいろな植物(果実の木)があって、奥のほうには小さな川のようなもの(乾期には干上がりそうなレベル)があることがわかった。

それでカメラである木を映しながら、オットが『これはスターアップルです』と言っていた。その直前にはスターフルーツがたわわに実っているところが映されたので、それとは違う木だというのはわかったけれど、私はスターアップルを知らない。そうしたらオットも不安になって、姪に『これは STAR APPLE だよね?』と確かめていた。
オットが言うには APPLE といってもリンゴとは関係がないらしく、食感や味は全然違うとのこと。でも私はその実物を見たことがないし、どうもそれは独特な特徴があるようなのだけど、オットもそれを説明するのが難しいようで『とにかくリンゴではない』というところに話は落ち着いた。

するとオット、『あれ?APPLEってタイ語で何だっけ?リンゴ?あれ?APPLE?』などと言って、一生懸命タイ語の『リンゴ』を思い出そうとしている。
私の記憶では、リンゴはタイ語でも APPLE なのだ。但し、タイ語仕様の発音で『エップン』という感じなのだけど。
つまり、タイで『リンゴ』は英語系の外来語で日本語でいうところの『アップル』なのだけど、オットは日本人である私と話をしているうちにわけがわからなくなってしまったらしい。
なので私が『 แอปเปิ้ล(エップン)でしょ、APPLE。』と言ってみても、オットにはそれが英語の『アップル』にしか聞こえなかったようで、『あれ?リンゴ?リンゴ?』と言い続け、しばらくして我に帰って(?)『あ、エップンだね』と言っていた。

そのときオットは私とは日本語で、姉や姪とはチェンマイ語で、そして姪の彼や彼の娘とは標準語(タイ語バンコク語)で喋っていたので脳が混乱したらしい。しかも STAR APPLEタイ語と言えどもひとつひとつの言葉は英語だし。
それにしてもタイ人がタイ語を忘れるって、どういう感覚なんだろう。私が当事者だったらパニックになるかもしれない。

ちなみに、コレがスターフルーツ
日本語で五斂子(ゴレンシ)。
オットの2番目のお姉さんの家で取れたもの。
軸に対して横向きに切ると星形の断面になる。
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ジャムにしたら水分が多く出たのでユルユル。
でもオットは気に入っていた。
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