チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

昨年の暮れに親しい友人から喪中葉書が届いた。
お父様が亡くなられたということで、その点に関してはもちろん残念なのだけど、文面でもうひとつハッとしたのは、自分の父なのに『義父』と書かれていたこと。
友人は結婚して夫の姓になり、父親とは別の姓になったので『義父』というのは間違ってはいないけれど、そこを『父』にすることはできないのだろうか。
そういえば、私は喪中葉書を出す立場になったことがないのでそれを調べたことがなかった。

なので今、にわかに調べたところによると、一般的には夫から見た続柄を入れるとのこと。
ということは、やはり友人の場合は『義父』になるわけ。
しかしこれは決まりというよりは慣習のようなので、ある意味どうにでもできることのようだけど、『義父』ではなく『父』にしたらマナー違反のような印象を与えることになる場合もあるのかもしれない。

ところが今年の年賀状を書きながら、過去にいただいた喪中はがきを確認してみると、わりといろいろな書き方があることに気がついた。
『○○(←妻の名前)の母、△田△子』とか『祖父(とだけ書いてお名前を書かない)』とか、ただ『喪中につき・・・(という定型文のみでどなたが亡くなったのかは書いていない)』とか、これは私の周りがたまたまそうなのかもしれないが、今は案外自由なのかもしれない。

私の場合、年賀状は出すけれど、オットと連名で出すことはない。
なのでもしも親が亡くなって喪中はがきを出すことになった場合は『父』、『母』という書き方をすると思う。

そもそも私とオットは姓を同一にしていない。
婚姻届を出すときに、日本人どうしの場合は夫か妻のどちらかの姓を選択しなければならないが、日本人と外国人の夫婦の場合は別姓でもOKなのだ。特に私たちは子どもをもうけることは考えない結婚だったので、姓をひとつにする必要性がなかった。
それに私の都合でいえば、オットの姓を名乗ることにすると印鑑や通帳をはじめ、いろいろなところへ変更の届け出をしなければならないというのも面倒だったし、自分の姓を気に入っていたというのもある。

オットの姓は勿論タイ語ではあるけど、響きは限りなく日本語に近い。
響きだけではなくて、もしかしたら日本人の姓にもあるかもしれないような音。(たとえば、SANOとか。)
なので、そういう姓に変更したところで他人への説明がかえって面倒くさくなりそうだったのでそれぞれの姓のままでいることにした。
でも、もしもオットの姓がサハノンチャイクンとかニマンヘミンとか、絶対に日本人ではないとわかるものだったらそちらの姓に乗り換えて(?)いたかもしれない。

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