チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

オットの叔父さまの年齢がナゾだったので

先日はオットのお父さんの弟さんが亡くなったということで、お葬式があった。
私は葬儀の前日にオットから連絡を受け、と言っても私は日本にいるので特に何もすることはないのだけど、お父さんの生まれはチェンマイの隣町ランプーンで、そちらの親戚はだいたいランプーンにいるので今回のお葬式もランプーンで行われるとこのと。
それで当日の朝は7時半に長姉がオットの家に車で迎えに来て、オットが乗ったら次姉の家を経由してランプーンに向かうと言っていた。

オットがこの件で私に電話してきたのは叔父さまが亡くなって気落ちしているとか、仕事がないのでお香典を出すのが苦しいとか、そういったことではなくて『長姉は厳しくて口うるさくてせっかちなので、待ち合わせにはだいたい時間よりも早く来るから僕はストレスを感じているんだよ』ということ。
私に言わせればオットも充分に神経質で、出掛けるときは家を出る2時間くらい前に目覚まし時計をセットして、タイ人だから家で朝食をとるわけでもないのだけど、身じたくを整えてコーヒーを2杯飲みたい人なのだ。
だけどお姉さんが登場する時刻が読めないので、ゆっくりコーヒーを飲めないかもしれない、というストレスを愚痴るオット。

それで実際は長姉が何時に来たのかはわからないけれど、3人は無事にランプーンのお寺に到着し、滞りなく葬儀を終えたもよう。

落ち着いてから、オットは画像を何枚か送ってきてくれたのだけど、遺影の中の人が僧の衣装を着ている。
オットの親類にお坊さんがいるなんて聞いたことはなかったけど、叔父さまはお坊さんだったの・・・?

と思って、LINE で『おじ様はお坊さんだったのですか?』と聞いてみたら『そうですよ』とのこと。そんなこと、聞いたことなかったわー。
面影は、オットにも通ずるものがあるような。少なくとも、オットはお父さんよりも叔父さまに似ている感じ。ちなみにオットのお兄さんはお父さんに似ていた。つまりオットとお兄さんはあまり似ていない。

↓遺影の前で撮影
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↓お坊さん以外はマスク着用
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お葬式はコロナの影響があるのか、それとも故人が僧侶だからか、少人数で執り行われたようだった。タイの僧侶は戒律で結婚を禁止されているので、基本的に本人の子や孫は存在しない。なので親族は親、きょうだい、いとこ、甥、姪くらいということになる。今回は甥、姪が集合した。

それでオットに、叔父さまは何歳だったのかと聞いたら、69歳だったということ。
だけどオットのお父さんは、もう亡くなっているけれどご存命なら92歳くらいなはず。その弟が69歳って、離れすぎていないか?4人きょうだいの長子と末っ子だそうだけど、それにしたって23歳も離れた弟って、あり得る?!
と思って、オットに『本当なの?』と言ったら、やっぱりオットも『もしかしたら79歳?』などとなり、混乱してきた。以前伺ったお葬式でも、故人の生年月日と暦を照らし合わせると、どうやっても間違っている年齢が堂々と書いてあったりしたので、叔父さまの場合も何かが間違っているんじゃ・・・と思えてきた。69歳だとしたら、オットの長姉とそれほど変わらない年齢だし。

↓4年前のお葬式にて
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↑北タイ独特のお葬式用の旗。
魂が道に迷わないように火葬場までの列の先頭に立てる。
が、日付けのところを間違った痕跡が。

↓旗の後ろには棺に入れる頭陀袋。
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↑故人があの世で使う物を入れるらしい。

以前のお葬式で、そのように大変おおらかなものを目にしたので、私は今回の叔父さまの年齢に対しても疑問を感じてしまった。

そしてオットはお父さんに関する書類などをいくつか調べてみて、私に電話をかけてきた。
どうやらお父さんのお父さん、つまりオットの祖父でもあり、叔父さまの父でもあるその人は、生前は結構なお金持ちで、4度結婚したらしい。それで長子がオットのお父さん、末っ子が叔父さまということになるのだということ。その当時の人が4度の結婚を正式にしたのかどうかはわからないけれど、少なくとも(内縁という可能性も含めて)4人の女性との間に子供がいたということ。タイの出生届には母親の名前と父親(と思われる人)の名前が記されることになっているので、結婚していたかどうかはさておき、子供4人の認知はした、ということ。

それでオットのお父さんと叔父さまは23歳くらいの年齢差がある、ということに落ち着いた。

そんなわけで今回集まったのはオットの父方のいとこに当たる人々なのだけど、いとこ同士でも、おじいちゃんは共通で、おばあちゃんは複数人・・・ってことになるのか・・・。
タイでは珍しくないのだろうけど、日本人としては理解するのに少々時間が必要。いろんな意味で。

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