チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

出発前の関門クリア(前編)

だいぶ日数が経ってしまったが、先日の投稿の、歯医者の判断待ちという内容の続編。

結局、歯医者から電話があった翌週の月曜に診察してもらい、やはりそれなりの治療が必要だということになった。
私に残された時間は約半月。
ということを伝えると、ギリギリだけど間に合わせましょう、という歯科医師。それを信じて治療を受けることにした。

で、予定外の歯科治療、しかもちょっと大掛かりということに動転して、その先の予定の組み方をしくじってしまった。仕事もドタバタで片付ける始末。
仕事もそうだけど、大事なのはタイ大使館でのビザ申請。これは予約した時間帯に出向かないと受け付けてもらえない。なので10月某日の午前中に予約を入れた。そしてその日の午後が歯医者。実はずいぶん前から大使館の予約可能時間帯をチェックしていたのだけど、9月後半のうちに10月前半までが埋まっていて新規予約の余地がなかったり、それらにキャンセルが出るのか直前で調整して空きが発生するのか、オンライン画面を覗いた翌日や翌々日に突然予約可能な場所があったり。最終的に、私は歯医者の予約と同じ日にして、1日のうちに用事を済ませられるようにしたかったので、歯医者優先の行動をした。
大使館に提出する書類は前にも記入したことがあるので、そのときのコピーを見ながら準備すればいいや、と思った。

そしてビザ申請予約が迫ったある日。
とても大事なことに気がついた。
申請時に絶対必要な、私の戸籍謄本を取っていない!
気がついた時点で、週末や祝祭日の関係で、次に役所が開くのを待っていると、確実に大使館の予約時間には間に合わない!
コンビニや出張所で発行できるんだっけ・・・?と思って調べてみたが、マイナンバーカードが必要だとか、申請だけは受け付けて発行は正規の業務時間内とか、どうも私にとって都合の良くないことばかり書いてある。
それに気づいた前日に外出する用事があったのに、そのときに戸籍謄本のことなんてこれっぽっちも浮かばなかったー、と激しく後悔。

それではどうするのが最善策か。
歯医者の時間は動かせない。
戸籍謄本なしで大使館には行けないので大使館の予約はキャンセルして予約を取り直し。
歯医者と同日にすることはできないが、そんなことを言っている場合ではない。
しかし大使館の新たな予約だって、取れるかどうかはわからない。
しかもわりと出発間際になってしまうので(大使館の案内には『日にちに余裕をもって申請して下さい』と書いてある)、それを理由にビザ申請自体を断られるかもしれない。
ビザが出なかったら復路の航空券を前倒しの日程に変更して帰国しなければならない。
そうなったらタイで配偶者ビザの申請はできないし、滞在期間が思いっきり短くなったらオットに何を言われるかわからない。

などなど、ひとつ何かが狂えば連鎖的にいろいろな予定がダメになってしまう。
でもそんなことを考えてみても、東京でビザ申請しなければ何も始まらない。なにしろ、タイで配偶者としての滞在ビザを申請するには、入国前にタイ以外の国で配偶者ビザを発給されていることが条件なのだから。

・・・ということで、まずは既にしてあるビザ申請予約のキャンセル。
その前に、翌日中に新たな予約を入れられる余地があるか確認。
予約の変更は既にしてある予約を一旦キャンセルしてから新たな予約を入れること、という規約なので仕方ない。キャンセルしたら速攻で次の予約を入れよう!と思いながら、恐る恐るキャンセルのコードを入れる。
すると、なぜか受け付けられない!
『そのコードは無効です』のような表示が。
予約を入れたときの完了画面のプリントと、完了通達のメールのプリントを見比べると、片方は文字化けしている。わたしは文字化けしているほうのコードを入れたのもしれない。
と思って、正しいと思われるほうのコードを入れてみた。
どうやら先の画面に進めたようなのだけど、ここにもまた関門があった。
『キャンセルの理由を入力して下さい』とのこと。
そんな~ぁ。まさか書類の不備とは書けない。なので緊急の歯科治療と入力しておいた。
キャンセルの理由が了承されたのかどうかはさておき、理由記入欄に何かしらのコメントを入力したということでキャンセルは承認されたので、今度は新たな予約を入れなければならない。
キャンセルする前は、まだ当初の予約の翌日の予約を入れられるというステイタスだったのだけど、この数分で状況は変わったかもしれない。かなりドキドキしながら予約画面を開いてみると・・・
あぁ、ありましたありました予約可能時間帯。でもパスポート番号を間違ったりすると申請を受け付けてくれなくなるので、ここは間違いのないように慎重に入力。
そして新たな予約を完了。

しかしここでほっとして気を抜いてはいけない。
きちんと申請するところまでが大事なのだから。
ひとまず予約完了メールを印刷し(これが予約票になるので大使館に持って行く必要がある)、他の書類も揃えることにした。

申請書や経歴書は以前も書いたことがあるので今回も同じように書き、オットがタイで用意した書類もチェック。
今回の申請用に前回チェンマイ滞在中に用意したものがあるのだけど・・・オットのパスポートのコピーが見当たらない。
オットは7月に新しいパスポートを申請して、すぐに発行されたので何かのついでにコピーしたと思うのだけど、見当たらない。コピーした記憶は違う書類のことだったのか・・・?
古いパスポートは今年の11月まで有効だったもので、一応それのコピーなら持っている。但し原本は無効になっているだろうけど。果たしてこのコピーは使えるのかどうか。不安はあるけど使うしかない。
まあ、タイ人全員がパスポートを持っているわけではないから『パスポートのコピーはありません』というケースもあるだろう。その場合はタイ人のIDカード(これは申請時に必須なので、どちらにしても提出する)と住居登録票があれば大丈夫か?などなど想像を巡らせてみたがどうなるものでもないので一か八かで古いパスポートのコピーを使うことにした。
そして、私の戸籍謄本も準備した。
それから、一旦予約のキャンセルをしたときの理由を歯科治療としたので、大使館に行くときは歯医者の領収書や出してもらった薬も持って行くことにした。

  • つづく-
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