そういえば、これを記事にしていなかった。
再入国許可証の申請・受領について。
2020年3月某日のことで、午前中はたしか何かの用事があってオットとチェンマイ市内に出掛けたので、その用事が終わる午後に入国管理局(CHIANG MAI IMMIGRATION)に行こう、ということにしてあった。
申請書はずっと前に入手してあったし、記入見本もいつだったか画像を撮って保存していたので、家で見本を見ながら記入は済ませておいた。
イミグレーションの窓口は通常15時までのはず。それなのに私たちが到着したのは14時20分頃。こちらの心理としては結構ギリギリ。
窓口の手前に案内係がいて、用件を伝えると必要書類についての確認があった。
再入国許可証(RE-ENTRY PERMIT)の申請には申請用紙とパスポート原本だけではなく、他にもいくつかのコピーを用意しなければならなかった。
私は申請書の用意だけして、他の必要書類について調べていなかったのでそこですっかり面喰らってしまった。結構いろいろなものが必要なのね・・・。
①申請書(TM.8)→青ペンで記入
②パスポート原本
③パスポートの顔写真のページのコピー
④入国カード(TM.6)のページのコピー
⑤TM.30(住居申告)のコピー
⑥直近の入国スタンプのページのコピー
⑦所持しているビザのページのコピー
⑧申請料
④から⑦まではそれぞれ1枚ずつのコピーが必要なのではなくて、同一のページに複数のアイテムがあるようならそのページに関しては1枚でよい。とは言ってもその日のチェンマイではそうだった、というだけのことなので、時期や場所によっては1項目につき1枚、と言われるかもしれないので現場で確認するのが良いと思う。
その大量に必要になってしまったコピー、チェンマイでは入国管理局正面の道路を渡ったところにあるガソリンスタンドの敷地にコピー屋のテントがあるので、そこに行けば慣れた手つきで必要最小限のコピーをしてくれる。1枚2バーツ。(2020年3月現在)
コピーが終わると駆け足で入国管理局へ戻る。
受け付けで『リエントリーです』と伝えると、アルファベットと数字を組み合わせた番号札をくれるので待合所で待つ。
自分の番号が呼ばれたら然るべきカウンターで書類を提出。そして足跡マークのところに立って顔写真の撮影。それが済んだら申請料の支払い。私の場合はシングルエントリーなので1000バーツ。
再び待合室の椅子に座って待つことになるのだけど、ものの5分で名前を呼ばれた。
先ほどのカウンターで再入国許可のスタンプを押されたパスポートと領収書を返却される。
以前、ある日本人のブログでビザの発給時に日付けを間違えて書かれたというのを読んだことがあるので、カウンターを離れる前に再入国許可証と領収書の日付けを確認した。そこにはきちんとその日の日付けが書いてあったので『ミッション終了~』と思って椅子に戻ったのだけど、再入国許可証にあるであろう『再入国許可証のナンバー』がない。私自身は初めての申請だったので、実際にナンバーというものがあるのかないのか確信が持てず、『あるはずだと思うんだけど・・・』程度のモヤモヤした感じで、でもこの建物を出てしまうと話がいろいろややこしくなるような気がしたのでさっきのカウンターに行った。
『次に入国するときは、出入国カードにどの番号を書いたら良いのですか?』
と聞いてみた。
『リエントリーのナンバーがありません』と訊ねたとしても、もともとそれの存在がなかった場合、お互いに説明が難しくなりそうだと思ったのでそういう聞き方にしたのだけど。
すると担当の女性は『?』のような表情だったので、私はビザの欄(ビザ自体のナンバー)を指差して『入国の際にはこのナンバーを書くのですか?』と聞いた。
係員は『そうですよ』のような態度なのだけど、なんだかこちらの質問もよく解っていないようなふうにも見えたので、ちょっと粘っていたら、隣の席のベテラン(のように見える)係員が覗きに来てくれた。
するとそのベテラン係員が私の再入国許可証の空欄になっている箇所を指して、『ここにリエントリーのナンバー(パソコンに表示されている)を書くのよ』と最初の女性係員に言うと、女性係員はナンバーを私のパスポートに手書きで書き込んだ。
やっぱりあるじゃん・・・
っていうか、この女性係員、私が入国管理局に到着してからずっとこの席にいたけど、私の前の申請者まではもしかしてナンバーを書かなくちゃならないところをずっと空欄のままでパスポートを返却してたの?!
この係員がこの日だけこの席に座っていたのか、それとも長いことこの業務をやっていたのかわからないけど、少なくとも複数人はナンバーなしのリエントリーパーミットを持っているということ。それが私のメンドクサイ質問によって発覚してしまったのだけど、果たして入国管理局の対応は・・・?申請書には個人の連絡先として電話番号なども書いてあるのでひとりひとりに連絡して再出頭してもらうのか?『あなたのパスポートに追記するべきことがあるので来て下さい』とか言って。(自分たちの非を認めない)
それか、目が節穴だった申請者が悪いのさ、とばかりにそのまま放置か?
だとしたらそういう人たちが次にいつタイに入国するのかわからないけど、タイのビザは基本的に1年の有効期限なので、来年の3月まではナンバーのない再入国許可証を持ってタイに来る人がいるということになる。
うーん、それでいいのか?
いや、いいとは言えないなぁ。