チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

コロナ禍でも結婚による心の安定がある

オットと結婚して2年半。
それ以前もそれ以降も基本的には私がタイに行って一緒に過ごし、そして日本に戻って次の滞在資金を貯める、というスタイルをとっている。
しかしせっかく結婚したのだから住居をともにしようということで、私がタイの居住ビザを申請することにした。そして昨年の紆余曲折があり、今年めでたくビザがおりたので、今回の私の日本滞在はタイへの再入国許可証を所持する『日本への一時帰国』というかたちになっている。

コロナ騒動で3月に慌てて日本に戻ってきたが、その何日か前にたまたま再入国許可証を申請してあったので結果オーライとなっているのだけど、帰国の際のドタバタ劇を振り返ると、あのときに再入国許可証を取っていなかったら帰りの空港でもそんなことはすっかり忘れて再入国許可証を取らずに日本に帰ってしまったかもしれない。再入国許可証がなければタイから出国した時点でビザは失効してしまうので、昨年の苦労は水の泡になってしまう。それを考えると恐ろしい。

今、タイは外国人観光客の入国を受け付けていない。
どのような外国人ならタイに入国できるのかというと、軍人、外交官、大使館員、タイの労働許可証を持っている人とその家族、メディカルツーリズムの予約がある人、タイ人の家族、がおもなもの。
私の場合は『タイ人の家族』となる。

上記の人々も無条件で入国できるわけではなく、渡航するにあたっていろいろと用意するべきことがあって、更にタイ入国後にも現地の指定宿泊施設で14日間の缶詰め生活をしたり、複数回のPCR検査を自費で受けたりしなければならない。
そして、『タイ人の家族』であっても再入国許可証をもっていない人は入国の許可はもとより、それ以前に渡航の許可がおりない。去年の今頃の状態では、『日本で発給されたタイ滞在のビザ(再入国は不可)』しか持っていなかったので、それだと書類で家族の証明はできても再入国許可証がないのでスタートラインにも立てないのだ。

このコロナ禍がいつどのように収束していくのか、私のような小市民には想像もつかないのだけど、今の私の状態なら、お金さえ工面できればタイに渡ることはできる。私の勝手な概算で80万円くらいあれば、の話だけど。

もちろんすぐに用意できるような金額ではないけど、そのくらいあればタイに行けるというのがわかっているだけでも精神的にはかなりラクになっている。
結婚していなくてビザもない状態だったとしたら、いくら公認の恋仲にあるとしても渡航が許される状況にない。そんな状態でこのコロナ騒動が長引けば、関係を保つのが辛くなって恋愛を強制終了させてしまうかもしれない。

結婚する前は、毎回日本に戻るときには『次はいつ会えるのかなぁ』と言っていて、常に次の確約がないままで別れなければならなかった。
今はコロナ禍で本当にいつ会えるのかがわからないので、ある角度から見れば再会を断絶された絶望的な状況で、たとえばこれから子供をもうけようという夫婦だったらコロナ禍以前よりも苦しい環境なのだけど、私たちは年齢的にも子供を望むということはないし、有効なビザと偶然取った再入国許可証があるので漠然とした不安はない。

ただ、ビザには期限があるのでそれが切れる前に入国しなくてはならないのだけど、事情が事情なだけにビザが期限切れになってしまっても『コロナ特例』のようなものが出るのではないかと淡い期待を抱いているのだけど・・・。


とは言ってもどうなるのかは誰にもわからない。
タイ国内では政府が何らかの方針を固めているかもしれないけど、それだってコロナの状況次第で良い方にも悪い方にも変わるものだし。
いちばん良いのはピンポイントな薬やワクチンが開発されることだなー。

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