チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

日本に戻って驚いたこと

これまでの人生で、連続して5ヵ月間も日本から離れたことがなかったので、戻ってきてからの1カ月で『あれ?!』と思うことが多発した。

先月の帰国で、まず最初に驚いたのは空港内での対応の緩さ。
私はチェンマイバンコク、成田の3ヶ所しか通過しなかったので、他の国や地方のことはわからないが、タイでは空港に限らず町中でも大手スーパー、病院、歯医者などは入り口で検温されるのが当たり前だった。それには『未知のものを極度に怖れるタイ人気質』というのが関係するのかもしれないが、逆に日本は毎年流行するインフルエンザなどがあるので『人から人へ移る病気への慣れ』のような気持ちがあるのかもしれない。
コロナウイルスはまだ薬もワクチンもない、罹ってしまったらどのように遷移していくのかが解明されていない病気なので、とにかく感染拡大を抑制しなければならないはずなのに、成田空港ではそのような雰囲気を感じることはなかった。
サーモグラフィなどで人々の体温を観察しているのかもしれなかったが、それがどこだったのかも気づかないうちに入国してしまった印象。それと、検疫も普段と変わらず。アルコール消毒薬なども、タイではいたるところで見かけたけれど、成田空港では滅多に目にすることはなかった。
本気で水際対策をしているのなら、まずは外国からの入り口にあたる空港で検疫や消毒を徹底して、ウイルスの侵入を阻止するんだ!という気概を見せてほしかった。
もちろん気概だけでウイルスが消滅するものではないけれど、空港職員が気迫を見せることで周りの人々の意識が変わって、自発的にロックダウン(日本でいうところの自粛)をする人が増え、感染者の増加を抑制することにつながったかもしれない。

そんな具合で、最初の驚きは空港でのことだった。

その後もいろいろと小さな驚きに遭遇したのだけど、自室に籠る生活をしていたときには『この季節に、どんなものを着ればいいんだっけ?』ということでプチパニック。去年の春は日本で過ごしていたはずなのに、『着る服がない!』ということにびっくり。思い返してみれば、去年の春も『着る服がない!』と思って綿のカットソーを買ったのだった。しかし去年はちょっと事情があって、買ってすぐに着られる点を重視して買ってしまったので、実はデザインが気に入っていない。そんなわけでそのカットソーはまだタンスから出ていない。
それで何年か前に買った別のカットソーをローテーションで着ているわけなのだけど、よーく見てみたらかなり色が褪せているし、すでにヨレヨレ。これも去年急いでカットソーを買った理由だったんだっけ・・・。それでも外出して誰かに会うわけではないので色が褪せてヨレヨレのを着て過ごしている。
このヨレヨレ具合に驚いている。

タイでもヨレッとしたTシャツやタンクトップを着ているのに、日本ではそれ以上にヨレヨレの長袖カットソー。
それに気づいたときには本当に驚いた。

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