チェンマイ コーヒー&ベーカリー
という展示会に行ってきた。
その看板を見たのは展示会の数日前で、チェンマイの街は数多くの個性的なカフェが頑張っていることで有名なので、これは楽しみ!と思って足を運んだ。
会場はデパートに併設されているエキシビションホール。毎週のように何かしらの催事が行われている場所なので設営側もイベント慣れしているだろうし、どのくらいの数のブースがあるのだろう・・・。
だいたい催事のときはホールの入り口にも何か関連しているグループの展示があるものなんだけど、何もない。ずいぶん寂しいわねぇ、と思ってホールに入ると、なんか思ってたのと違うー。コーヒーの香りらしきものもしないし。
とりあえず中に入ると、業務用洗濯機だとか何かの機械みたいなものがずらり。そしてなぜか宝石屋のブースも。
梱包材の紹介とか、ユニフォームの洗濯とか、たしかにカフェに関連性はあるけど、それはメインじゃないでしょ、というようなものがドドーンと入り口の周りを陣取って、肝心のカフェやベーカリーは小さなブースで隅に追いやられている感じ。しかも会場全体にブースがひしめいているならよいのだけど、ポロポロと歯抜け状態の会場。なんだか寂しげ。
ブースが少なければお客も少ない。積極的に試飲や試食をさせてくれるふうでもなく、お店の人とも目を合わせてづらい。
チェンマイには美味しいカフェがたくさんあるのに、結局こういうイベントに参加できるのはデパートのボスと知り合いだとか、何らかのコネがある人だけで、若いカフェオーナーなんかには声はかからないのだな、というのが想像できてしまった。
まあ、売れているカフェからすれば、こんなイベントに出店するよりもSNSで発信するほうが集客に繋がるのだろうし、そもそもお店が忙しくてイベントなんかに割く時間もない、ということなんだろうなぁ、と思ってしまった。
そういえば、売れているコーヒー店の客層は外国人がほとんどで、昔からこの土地に住んでいる地元の人は豆を挽いて淹れてくれるこだわりのカフェに足しげく通っているとも思えないし。
なんだか見てはいけないものを見てしまった気分になったイベントだった。