チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

タイ人のハッピーバースデーソング

日本でもおなじみのバースデーソングはタイにも存在していて、メロディも歌詞もほぼ同じ。

ん? ほぼ・・・??

日本でのものはカタカナ表記にすると
ハッピーバースデー トゥ ユー
ハッピーバースデー トゥ ユー
ハッピーバースデー ディア ○○~
ハッピーバースデー トゥ ユー

ということになるが、
タイでは

ハッピーブーーッデー トゥ ユー

で始まる。

まずここで日本人としては戸惑う。
ブーーッデー・・・?!

ブーーッデーって何よーーーっ!
他に日本人がいたら、間違いなく吹き出すレベルの『ブーーッデー』。
思いっきり『ブーーッ』で、しかも本当に音符がひとつ多くなっている曲調。その分どこかが短くなるふうでもない。
だからもう、音楽としてどうなの?って感じ。
手拍子とか伴奏、つけられなくない??

出だしからこうなのに、
『ハッピーバースデー ディア○○』のところが、『ハッピーブーッデー ハッピーブーッデー』となって、名前を入れない。
えっ、何かの間違い?とか、どうなっちゃってるの?と思って困惑していると、最後の『ハッピーブーーッデー トゥ ユー』で終わる。

タイ人が名前を入れて歌わないのには、タイでは個人の名前を容易に変更できるので、名前がすぐに変わるかもしれないということ、または名前が長すぎてメロディーに収まりきらないとか、その逆に名前が短すぎて入れるに入れられないからそうなったのではないかと考えられる。
それにタイ人は本名ではなく通称もかなりの場面(仕事でもOKの場合あり)で使えてしまうので、歌っている最中に『あれ?本名にする?通称にする?』なんてことになったら歌を中断しなければならないし、通称は『アッ』とか『ト(←トー、ではない)』とか、かなり短いものも多いので、それでは曲に入れづらい。
それで苦肉の策として『ハッピーブーッデー ハッピーブーッデー』ということになったと思うのだけど、とにかくびっくり仰天なハッピーバースデーソングなわけで。

ありふれた曲ひとつにしても、なんだか国民性が表れるのね~、という感じ。

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