チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

親戚の関係性のことば - タイ語

日本語の『息子』や『娘』にあたる言葉はタイ語にもあって、それは英語にも存在するので特に違和感はない。
ただ、タイ語の場合は単語ではなくて『自分のこども + 男』で息子となる。
兄、姉、弟、妹にあたる言葉も一応あって、こちらは『年下の人 + 女』で妹。『年上の人 + 男』で兄。

それではおじいさん・おばあさんは、というと、父方・母方によって言葉が異なる。『プー』が父方の祖父、『ヤー』が父方の祖母、『ター』なら母方の祖父、『ヤーイ』が母方の祖母。

おじいさん・おばあさんで4種類も言葉があるのなら、いとこはどうかというと、タイ語に『いとこ』という言葉自体がなく、単に自分から見て年上か年下かという区分けの呼び名になって、『お兄さん・お姉さん・弟・妹』という言い方と同じになる。
なので知らない人がそれだけを聞いたら血のつながったお兄さんなのか、いとこ(親どうしがきょうだい)のお兄さんなのか区別がつかない。

へんなところで細かくて、へんなところで大雑把なタイの生活用語。
しかも事実婚(というか未婚で母になったり、家庭はあるけどよそにも子供がいるとか)は多いし離婚率は高そう(事実婚が多いという時点で離婚率の数字自体は下がっているのかもしれない)だし、もう何が何だか・・・。
こうなってしまったら『いとこ』という言葉が存在すると範囲や人数があまりにも大きくなってしまって収拾がつかないのかもしれない。

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