実家の庭には父が作った小さな池があり、金魚を飼っている。
すっかり老後生活の父は窓の近くでゴロゴロしながら池を眺めて過ごす事が多い。
今日もいつものように窓の外を見る姿勢になりつつある父が、急に『何だこれ!』と声をあげた。
窓の脇に置いてあるサンダルに足跡が〜!

しかも左右両方とも。
あのサンダルは昨日の午後に洗濯物を取り込んでから誰も使っていないので、そこから今日の昼頃までの間に付いた足跡のはず。
そして、あんなに泥で汚れているという事は、昨日の夕方から降り始めた雨は夜遅くにやんだので、雨が上がってからドロドロのどこかを歩いてヨリミチ実家の庭に来たのか?
サンダルの置いてある窓は夕食後に雨戸を閉めるので、雨戸が閉まってしまったら外からサンダルを踏み台にして何かをするというのは現実的ではない。
という事は、夕食時とかその前後にそこに来て、明るい室内を覗いていた・・・ってこと?!
ずいぶん前に野良猫がそうやって室内を覗いていた事はあるけれど、今回の足はもっと大きいような。
タヌキか?
アライグマか?
それとも、どこかの犬?!
