チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

なぜ大型家電を買えたのか

現在オットは仕事が閑散期なので、貯金を切り崩しながら生活している。
なのでヨリミチは日本に戻ってオットの負担にならないようにしている。

そんなチェンマイの家だけれども、一昨年の後半に大きな冷蔵庫とオーブンを買った。
と言うか、小さい物から買い替えた。

それまで使っていた冷蔵庫は20年以上使っていた物で電力を相当必要とする事は想像に難くなかったし、中の棚板も壊れかかっていて重い物を乗せる(入れる)のは危険だったし、全体のサイズの割りには庫内が狭いので何でも冷蔵庫に入れる主義のオットがヨリミチと生活を共にするとなると『入れたい物』が多すぎて『これは買い換えるしかないでしょ』というのは必然だった。
なのでコロナ禍前からヨリミチは家電ショップで冷蔵庫をかなり見ていて、『これがいいな』と思ったのは HITACHI だった。

何軒かのお店で撮影した画像をメモ代わりにスマホに残し、購入のタイミングを見計らっていたらコロナ禍に突入してしまってその話は中断。


自分の中で『HITACHI で予算は○○バーツ』というのはあったのだけど、コロナ禍の数年の間に物価は上昇するはずだから、予算を考え直すかサイズダウンを許容するかしないと HITACHI は買えないだろうと思っていた。

そしてコロナ禍が過ぎ去り、ようやくヨリミチも制限なしでタイに渡航できる!となった頃にオットの娘の体調の波が下降し、あれよあれよと言う間に亡くなってしまった。
そんなドタバタがあり、やつれているオットに冷蔵庫の買い替えの話なんてできないよな、と思ったのでしばらくは封印する事にした。
オットの心が快復するまで、どのくらい時間がかかるかは解らないけれど、とにかくヨリミチが自分の欲求を主張する時期ではないと思っていた。
するとオットが『ヨリミチさん、お金どのくらいある?』と何度か聞いてくる事があり、『娘を亡くしたショックで』ついに日本人妻に対して『金、金、』と言うようになってしまったのかと思った。まあ、タイ人が外国人と結婚する目的はカネというのは珍しくもない事だから。
でもオットの聞き方が『個人の資産がどのくらいあるのか』が知りたいのか『今回チェンマイに来るにあたってどのくらい現金を持って来たのか』が知りたいのか解らず、とは言ってもヨリミチはオットに隠してある(伝えていない)資産はないし、『それ以上何が知りたいのっ?!』とオットに対して半分キレて返事をする事になった。

そういう事が何度かあった後、オットが『実はお金の事で・・・』と切り出したので、どこかに借金を作ったのかと思って覚悟した。
するとオット、『この前の宝くじが当たりました』とカミングアウト。娘にまつわる数字をいくつか組み合わせた物が当選番号で、何枚か買っていたらしい。
なので『これは娘からのプレゼントだから冷蔵庫を買いましょう』と。
ヨリミチはオットが買った宝くじなのだから、オットの個人的な物に充てればよいと思ったのだけど、その時のオットのモードは『ヨリミチさんがずっと欲しがっていた冷蔵庫を』となっていた。
しかもチェンマイに大洪水があった直後で家電ショップが在庫一掃&値下げセールをしていた事で、予算はぴったり、なのに想定よりも大きな冷蔵庫を買えてしまった。

ヨリミチは『大きな金額の買い物なんだからゆっくり考えてよ〜』と思っていたのだけど、在庫処分セールなので翌日(と言うか30分後でも)にはそれが売れてしまっているかもしれないし、セールだって永遠にやっているものでもない。

オットの精神状態も(娘の事もあって)平常心ではなく、『早く、早く』みたいなところがあり、じっくり考えるという選択はなかった。

なのでその冷蔵庫を見付けた翌日には購入という流れに。

配送は数日後だったのだけど、トラックが家にやって来て、作業員2人が冷蔵庫を家の中に入れたと同時にスコール。

家に入るのがあと10秒でも遅かったら冷蔵庫はずぶ濡れになっていたはず。

なのでオットとヨリミチは娘がお金を出してくれた上にスコールからも守ってくれたと思っている。

そして娘からの資金援助は冷蔵庫を買っても少し残ったので、それでオーブンも買えたというわけ。

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