昨日はウィアンクムカム遺跡での伝統芸能まつり3日目、最終日。
この日はきっと โขน(コーン = 仮面の舞踊劇)も一番盛り上がる展開なのでは、とオットとヨリミチは少し早く家を出て会場に向かった。
案の定会場は人で溢れ、座席も前の2日間よりも埋まっていた。
無料フードコーナーも長蛇の列。

食べ物系は初日や昨年で結構堪能したのでそれはいいとして、観劇の席を確保しなければ。
VIPの10名くらい以外は自由席なので自分の好きな位置に座れるのだけど、つまり早くから(自分の物を置いたりして)席を取っている人は一定数いる。
そういう物を確認しながら2席並びで空いているところを探し、落ち着いたのは前から5列目。しかも中央ブロック。
上演前にオットがアイスカプチーノを買って来てくれるはずだったのだけど、なぜかタイティーのラムヤイ乗せ。
その組み合わせってちょっとどうなの?って感じなのだけど、オットの気持ちをありがたく受け取った。

そして日が暮れる頃に開演。
実はこのお話は昨日の続きだという前説があり、『敵からの矢を胸に受けてしまったトッサカーン、これからどうなってしまうのでしょうか・・・』という事だった。
この日のタイトルは『BREAST MILK OF MOTHER, NANG MONTHO』。
戦が背景の劇で、このタイトルって・・・?!
それでこの日の主人公トッサカーン(緑の仮面)は胸に刺さった矢が抜けず、そして味方からの応援も頼りにできず、死んでしまう前に母に会いたい・・・と、独りで母の住む場所に歩を進め、虫の息で母との再会を果たします。↓


『戦争で攻撃され、自分はもうダメなようです』と母に言うと、母モントーは『私には神から授かった秘薬があります。それは母乳の中にあるので、さあ、おっぱいをお飲みなさい』と。
そこには(母に)お付きの人々が並んでいるのでトッサカーンは『えっ!私はもう大人だし、皆さんがいる前でおっぱいを飲むのですか!?』と狼狽えていると、上手い具合にお付きの皆さんは姿を消し、無事に(?!)母乳を飲む事ができました。↓

するとトッサカーン、みるみるうちに復活し、意気揚々と戦場に戻る事に。↓


そして長い戦いが繰り広げられ、トッサカーンは今度は脚に矢を受け、うずくまってしまうのだけど、実はトッサカーンは強力なお経を読める鬼なので、そのお経のパワーで脚も元通りに!


まだまだ戦は続くのだけど、お約束のブレイクタイム。
誰かが反則をしたようで、イエローカードが!

最終日はコメディアンだけの寸劇ではなく、コーンや弁士も巻き込み↓

観客も巻き込んで↓

長いブレイクタイム。
それが終わるとまた戦いの続きになり、トッサカーンが『お、日が暮れてきたぞ。今日の戦いはここまでにしないか』と敵に提案。

敵は『お任せします。明日の朝、また始めましょうか』と答えると、トッサカーンは『明日の朝ではない。来年またここ、ウィアンクムカムで戦おうではないか!』
という事で、観客の皆さんも『そうだそうだ〜!』と大盛り上がり。
そんなわけで、โขน(コーン)は終演。

(↑カーテンコール)
まあ何と言うか、おっぱいで復活してしまうところは『これは夢か幻か、で終わっちゃうの?!』と思って心配したのだけど、そこからまた戦いの場面になり、脚への攻撃がお経で治ってしまうのなら最初の胸への矢もお経でどうにかしなさいよっ!と突っ込みを入れたくなってしまい、『うーむ…』という感じは残ったものの、『この続きは来年、ウィアンクムカムで』と言ってしまうところは上手いなぁ、と感心したり。
終わり良ければ全て良し、というエンディングで一応すっきり。
前回(一昨年12月)は โขน(コーン)の演劇だけで何時間もかかり、ストーリー的にそれはそれで仕方のない事なので『有り』だとは思うけれど、今回の1話2時間半くらい(で、ある意味強引に終わらせる)というのも次の楽しみができて良いなぁ、なんて思ってしまった。
