先月末からタイでは経済政策の『คนละครึ่ง+(コン・ラ・クルン+)』というものが始まっている。期間は年末まで。
これはタイのIDカードを持っているタイ在住の16歳以上の国民が利用できる物で、納税者は最大で2400バーツ、非納税者は最大で2000バーツの補助を受けられる。
開始前の情報では人数制限があるという噂があって、登録日には前日から銀行の入り口に列を作る人も現れた。
でも始まってみればわりとスムーズな流れで、コロナ禍にもこの政策をやっていた成果が出ているというか、生活の中でスマホを使いこなしているタイ人は新しいアプリもすぐに受け入れ、上手く使っている印象。
で、このコン・ラ・クルンをどこで使えるのかというと、屋台や個人商店のようなお店で、売り上げだか納税額が政府の基準額以下のところ。
そういうお店はこのような張り紙などがある事が多い。


そこで支払いの時にそれ用のアプリを起動させ、お店の人のスマホ画面のコードを読み込むと店舗情報や金額が表示されるので間違いがないか確認し、然るべきボタンをクリックして支払い完了。
オットとヨリミチが食べたチャーハンは合計120バーツだったけれど、実際の支払い額は60バーツ。

ただこれは1日あたり400バーツまでの買い物(個人の負担額が200バーツ)しかできず、アプリが使える時間も6時から23時までとなっている。
しかも先にアプリに入金しておく必要がある。
ある時、オットは『この前ニュースになっていたんだけどね、』と話し始め、『お金のない人は5バーツの卵をアプリで買う事しかできなかったんだって』と言った。
オットが言いたかったのは、2.5バーツのチャージしかできないから5バーツの物しか買えない、という事。
つまり現金の持ち合わせとか預金残高が2.5バーツの人がいる、という事。
それをオットは『毎日の生活は大丈夫なのかなぁ、お腹すいてないかなぁ』と心配しているのだけど・・・
ヨリミチが『でも、そこまでお金がないのに iPhone 持ってるのよね?』と言ったら『あ、そっか!』という事になり、結局金使いが荒いとか計画性がないだけで5バーツの買い物しかできない日がある、という事なのだろう。
その日に使えるお金が2.5バーツだからと言って、周りの援助が必要とは限らない。
自分の生活を改めればどうにかなるはずの人はそれなりにいるはず。
・・・というのを、オットは気付いてくれただろうか。
