先日の教会のミサで。
我々は昨年初めて参加したのだけど、事前説明で『霊前に供えるお花とろうそくを準備して下さい』というのがあり、それは教会に注文しておく事もできるし、注文していなくても現場で買う事もできる。
つまりその霊園では各々の墓標をきれいに飾り付け、皆様の安寧を祈りましょう、という意味もあると思う。
なので昨年は注文したフラワーバスケット(中サイズ)とオットの前妻(娘の母親)が家から用意したフラワーアレンジと結構な数のろうそくで遺影の前がてんこ盛りになり大変な事になってしまった。
(昨年の画像↓)

なのでオットは今年は教会にお願いするお花はいちばん小さいのでいいかな、と言っていた。
ろうそくは自分が用意した物を家から持って行くということで。
まあそれはいいとして、前妻と持ち物のすり合わせをしなくて大丈夫なの?と思ったのだけど、この元夫婦、2ヶ月前くらいから何のやり取りもしていない。大事な時期なのに。
多分口論か何かをしたのだと思うけれど、ミサの持ち物くらい確認しないとまた去年の二の舞いじゃないか・・・。
とは言っても性格の不一致で離婚しているわけだし、昨年は娘の事の手続きやら何やらで忙しく、喧嘩をしている場合ではなかったから一緒にいる時間は長かったけれど、基本的には反りが合わないのだから頻繁に連絡を取り合う事はないけれど、ミサは娘のための祈りなのだから、相談はしないとしても『自分はお花を用意します』とかのコメント送信ぐらいしても良いんじゃないの?と思っていた。
・・・けど、ついに当日までオットと前妻は連絡を取らず。
オットは『○○さん(←前妻)、ミサがあるの知ってるよねぇ?』とヨリミチに聞いてくるのだけど、そんな事をヨリミチに聞かれても・・・。でも前妻は姉妹も全員カトリックだし、何よりお父さま(オットの元義父)もあの墓地で眠っておられるのだからミサがあるのは分かっているはず。それに前妻はその教会系の学校の教員なのだから、知らないはずはない。
なのでヨリミチはオットが前妻に連絡を入れていないのは違う意味で気がかりだったけれど、そのままにして霊園に向かった。前妻が大きなフラワーアレンジメントを持って来ない事を祈りながら。
そしてミサ開始の1時間くらい前には着いたのだけど、もちろん前妻の姿はない。彼女は教員でありながら、学校での仕事以外の事にはかなりルーズなので、そんな時間に来るはずはないのだ。
でもそんな時にオットが『○○さん、先月の初め頃に家で失神したんだって』と言った。
そんな事があったのなら、もしかしたらまだ体調が悪いのかもしれないからミサに来るか来ないかくらいの確認はした方が良かったんじゃないのーっ?!
失神の原因はオットにはわからず、周りの人にも聞いていないのでその前後の事もわからないらしい。でも逆に言えば周りから何の連絡もないという事は、その後も普通に仕事に行けているという事?
と思うことにして、取り敢えず前妻を待つ事にした。
するとオット、はるか向こうにあるオットの元義父の墓標を見て『おとうさんのところ、お花も何もないよ!』と言った。
つまり、そろそろミサが始まるというのに前妻の4姉妹のうちの誰も来ていないらしく、飾りがないどころか掃除もしていないようなのだ。(遠くてヨリミチには見えず。)
なのでオットには『お花とろうそくを買ってお義父さんのところに置いてあげて!』と言ってあちらに行かせた。
年に1回のミサなのに、親のお墓にも来ない4姉妹って・・・。
4人が言い争いでもして分裂してしまったのかしら。それともここに来られないような重大な事でも起こってるの?
と想像を巡らせてはみたものの、オットにはそういう情報は届いていないし。
ほどなくオットはこちらに戻って来て、『お義父さんのところ、写真を撮ったけど○○さんに送ろうか』と言うので『それは余計なお世話かもしれないからやめて』と返事をした。
もしもミサが終わっても前妻が現れなければ、帰りがけに家に行けば良いから、と思って。
するとなぜか前妻の次姉がこちらに挨拶に現れた。
どうやらお義父さんのお花やろうそくの準備のお礼を言っているらしい。そしてあちらに戻られた。
その数分後、前妻が娘のところにやって来た。
オットとはどれだけ険悪なんだろう、と思って見ていたのだけど、そんなふうでもなさそうでいろいろと話をしている。
そして前妻はこちらを向き、『ヨリミチさん、今度食事に行きましょうねー』とご挨拶。
そして気付くとミサ開始。
前妻は父親と娘がそこで眠っているにもかかわらず、まさに開始時刻ギリギリに駆け込んできたというわけ。
そう言えばお花やろうそくもなかったし、お供え物も持って来ていなかった・・・。
失神については自分でも原因がわからないようだったけれども体調は戻っているとの事で、ひとまず安心。
それにしてもやっぱりギリギリ行動というのは何も変わっていなかった・・・。
成長していないどころか、なんか退化しているかもーっ!(怒)
