先週はじめにチェンマイに到着して、その直後にヨリミチも親しくさせてもらっているオットの友達が久々に日本から来たので観光などに付き合っていたのでなかなかゆっくりできなかったのだけど、忙しいながらも平和に過ごしている。
それなのに到着直後の2晩は苦しい夢を見て、目が覚めてから安心するというイヤな状態だった。
というのは実家から成田に向かう時のこと。
今回の荷物は23kgのスーツケースがひとつと、機内持ち込み手荷物が約6kgの段ボール箱と約4kgのリュックだったので、家から駅まではタクシーを使うことにした。
それで、乗りたい電車の40分くらい前に電話でタクシーを呼んだら5〜6分で指定の場所(= 実家)に着きます、と言われたのになかなか来ず、結局10分以上待った。そして車なら実家から駅までは15分もあれば着くのになぜか遠回りする大通りを選んで走ったので20分くらいかかり、乗降時の荷物の積み下ろしも要領が悪かったので駅に着いたら発車1分前。
こんな時間では荷物がなくたって間に合わないのに大荷物では完全にアウト。
なので1本後の電車に乗ることにした。
一応ここまでは想定済みで、その『1本後の電車』でも電車が平常運行なら成田到着はチェックイン2時間前には間に合う。
ところが、どこかで車両点検があったとのことで、それの乗り入れをしている実家最寄り駅に来る電車も遅れていて『1本後の電車』の前の電車が来る状態になっていた。
が、それに乗れるからと言って、最初に計画していたとおりの路線に乗り継げるわけではない。むしろズルズルと遅れそうな気配。
先発の電車は各駅停車だったのだけど取り敢えずそれに乗って、速い電車に乗り継げる駅まで先に行くことにした。その最初の関門は2駅先。乗車時間は5分。その間にスマホの乗換案内で検索してみても最適解に辿り着けずモヤモヤしたまま下車。
どうやらそ私鉄の先で乗り換えるJRも遅れているようで、現在地から2路線(右ルート→最短でJR、左ルート→更に私鉄を乗り継いでJR)に分かれるうちのどちらを選んだら良いのかわからない。
でも荷物が多いことを考えると、なるべく乗り換えは少なくしたいので、右ルートを選択。
ということで、数分後に来る右ルートの電車に乗り込んで、またスマホで検索。
2ヶ月前に航空券の予約をした時に、通勤通学ラッシュを避けて動ける時間帯を選んだはずなのに、電車のダイヤが乱れているせいで車内は混雑していて、そんな場所に大荷物で乗り込んでまさに平身低頭でそこにいたという感じになってしまった。
そして右ルートを選んだので選択肢は狭まっているはずなのに乗っている電車自体が遅れているのでJR乗り換え駅に着く時間が読めず、しかもJRも遅れているのでスマホの表示は迂回情報が優先されるため、『成田までの乗り継ぎ』という条件で検索するのではなく、ひとつひとつの区間で検索してみたり、手間のわりには実りの少ない作業をしてみても、そこに出てくる情報だって信じて良いのか分からない。
そんなこんなしているうちにJR乗り換え駅に着いたので、なるべく人さまのじゃまにならないようにスーツケースを転がし、リュックを背負って段ボール箱を抱えながら移動。
実はそこで成田方面に行くにはJRと新たな私鉄という選択肢があるのだけど、うまくいけば私鉄のほうが到着が早い。でも成田に乗り継げる本数が少ない。しかも現在地からだとJRの線路を越えた先が私鉄のプラットフォーム。
なので私鉄にも惹かれたけれど、ここは安全策を取ってJRの改札を通ることにした。
そして成田に行くのに最短の路線を選び、エスカレーターでプラットフォームに向かっていると、電車が到着しているもよう。なので大急ぎで電車に飛び乗ったら、思っていたのと行き先が違う。どうやらこの路線も遅延していたようで。
そしてここでも右ルート・左ルートの選択が必要になった。
計画的にではあったけれど、コロナ禍直前からヨリミチの行動圏内の私鉄とJRの相互乗り入れが進んで、昔はなかった行き先ができたり線路が繋がったりして、良くも悪くも線路があみだくじのようになっているのだ。
なのでここでも右ルートを選択し、2駅先で下車。
そこからどうやって成田に行くか・・・。
ひとつでも間違えれば出発に間に合わないかも。
そうなったら成田で1泊だな、なんて思いながらスマホで検索。
その時点では『京成スカイライナーに駆け込む』というのが唯一の正解。
でも日暮里と上野、どっちのほうが行きやすいの?!という疑問が。
ヨリミチは過去に上野の乗り換えでエレベーターを探すのに難儀して、京成線の乗り場までとても苦労して辿り着いたことがある。それはずっと前のことではあるので今とは状況が違うかもしれないけれど、巨大な駅ではその大きさが仇になることがある。
なので日暮里から京成線に乗ることにした。
確か京成線は連絡通路みたいな物で繋がっていたはず。
ということで経路は決まったのだけど、問題は京成スカイライナー。
たまたま先月、妹がそれを利用していて、全席予約だとか空き状況がナントカカントカ・・・と言っていたけど、もしや満席なんてことになっていたらそこで本日は終了?!
と、それまでとは違う心配が発生したのだけど、京成の予約サイトを見てみないことには始まらない。
それに妹はオンラインの予約でちょっと手こずっていたので、ヨリミチもそうならないとは限らない。なので、もしも乗れなかったとしても予約だけはしておかなくては・・・と思ってサイトを開いたら、発車5分前までで予約は締め切るとのこと。
それなら尚更予約しておかねば!
これに関しては妹の前情報があったのでサイトが少し使いづらくても無事に予約完了まで行き着き、あとは日暮里で乗り換えるだけ!
という状態になったら、ヨリミチのすぐ近くに妊婦さん(と思われる人)が乗り込んで来た。こちらは日暮里駅に着いたらダッシュで降りたいのだけど、その人にぶつかりでもしたら大問題!
なので1駅前に着いた時点で少しずつ車内を移動することにした。京成線への乗り換えもその方が近いみたいだし。
そんなこんなしているうちに日暮里駅に到着し、京成線の案内板を探して速歩で向かった。
そこで10分弱の待ち時間ができたので、ようやく一安心。
これに乗ればもう大丈夫。

・・・なはずだけど、実はそれほど時間の余裕はない。
成田に着いたら迷うことなくチェックインカウンターに辿り着かねば。
のんびりしていたらカウンターが閉じられてしまう。
といった状態で成田空港に到着し、北ウィングを目指す。

幸いな事にカウンターはまだ受付中で、列もなかったのですぐに手続き。
だが、問題は荷物の重量。
スーツケースは問題ないはずなのだけど、持ち込み手荷物の方は少しオーバーしている。なのでそちらを測られたら中身を少し調節(着られる物を着るとか、ちょっとした物をポケットに入れるとか)しなければならない。
でも計量はスーツケースだけだったので関門をクリア(?!)。
ということで身軽になった・・・とは言え10キロの手荷物を持ちながら出国審査を通過。
そしてオットから頼まれていたお菓子を免税店で購入。
という段階で、搭乗開始時刻5分前。
そんな時に限ってレジは長蛇の列。
でもそこで買わず(買うアクションを起こさず)に素通りしてしまうのはオットに申し訳ないので目当ての物を持って列に並んだ。
搭乗ゲートが閉まる時刻に間に合いそうになかったら列から離脱するつもりで。
そして結構ギリギリのタイミングでレジを済ませてゲートにダッシュで向かうと、既に搭乗開始となっていた。
が、ヨリミチの座席は最終ゾーンだったので結果オーライ。
今回チェンマイまでは韓国の仁川で乗り継ぐことになっている。
なので食事をとったり映画を観たりしながら過ごし、仁川ではまた大荷物で到着ゲートから出発ゲートに移動。
これがまた端から端までのような長距離で、それでも無事に搭乗ゲートまで移動したら今度はタイ入国のためのネット登録。
噂には聞いていたTDAC、やっぱり一筋縄ではいかないというか、特にヨリミチの場合は滞在場所がホテルではなく個人の住宅なのでどの程度詳しく入力するべきなのか分からず、『こんな感じでいいのかな?』くらいの情報登録で(多分)完了。
何か不備があればチェンマイの入国審査の時にその場で直せばいいや、ということで。
そんなわけで仁川でもあまりゆっくりできず、チェンマイ行きの飛行機に搭乗。
そこでようやく本当に脱力できた感じで、かなりくたびれてチェンマイに到着した。
なのでその晩と翌日は『どこに行ったら良いのかを探す夢』なんて見てしまう始末で、夢を見ながら疲れたというか、目が覚めてほっと一息つくというか、とにかく夢見が悪かった。
ま、実家から成田まで、想定よりは少しお金がかかったけど、身体も荷物もトラブルなくチェンマイに移動できたので良しとしておく。
