ある日、オットが LINE の記事を見て『これ買いに行こうよ!』と言った。
バタークリームがメインのタイのケーキは好きではないので正直ヨリミチは乗り気でなかったのだけど、オットが買いたいと言うのなら仕方ない。食べてみて『このケーキにはもう手を出さない』と思えば次はないので、それを期待して(?)今回は反対せずに『お店にあったら買いましょう』ということにした。
オットによると今月中のプロモーションで、ネットオーダーだと2割引になるとのこと。基本的にはネットオーダー + デリバリーなのだけど、店頭にあればそれを買うこともできるということ。
でもオットは食品のデリバリーサービスはほぼ使わない人なので、お店に行って『あれば買う』ということにした。
数日後。
テナントとしてそのお店が入っているスーパーマーケットに行くと、オットは一目散に S&P へ。
ショーケースには2種類のあのケーキがあった。
で、オットが『ヨリミチさん、どっちがいい?』と聞くのでおそらく大人向けと思われる物を指し、それを購入。
ただ、値札は定価になっているので『プロモーション価格で買いたい』という意思表示をしないと割引価格にならない。
そして帰宅後記念撮影(?)をして早速試食(というのか?)。
ヨリミチは抹茶っぽく見える物、オットはナッツが乗っている物を選んだ。
抹茶っぽい物はやはり抹茶のようなのだけど、ほぼ抹茶感なし。使われているクリームは予想どおりのバタークリームで、特にがっかりはしなかったけれどタイでは仕方のないこと。
でもスポンジの間の黒っぽい物はあずきで、これがなかなか良かった。というか、あずきのクオリティが高いというのではなく、それ以外のパーツと比較するとまだ良いかな、というもの。
ケーキの上にある抹茶チョコレートっぽい物はチョコレートのように見えてスポンジのような物だった。
まあ『抹茶味を連想させる見た目のバタークリームケーキ』という印象に終わった。
オットのほうもバタークリームのケーキなのだけど、カシューナッツにキャラメルっぽい物がかかっていて、スポンジはコーヒー風味。
悔しいけれど、こちらのほうが美味しかった。
その翌日、オットは全体的に白っぽいビジュアルの物を食べた。
白いからココナッツクリームのケーキなのかなと思ったら、どうやらバナナ。
ケーキの上にバナナの絵のついたチョコプレートが乗っているから『あ、バナナだ』と思えるものの、それがなかったらかなり謎味のケーキ。
その翌日、ヨリミチはオレンジが干からびそうな気がしたのでオレンジのケーキを消費することにした。
まずは尖っているほうにフォークを入れ、一口。
すると、なぜか爽やか!
え?美味しい?!
干からびそうなオレンジを救済するために食べたケーキだったのに、まさかの美味。
否、美味しいというよりは不味くないと言うべきか?!いやいや、それも失礼か。
オレンジ色のソースのようなジャムのような物は思ったほど硬くなく、むしろゆるかった。そしてスポンジの間のクリームは、かすかにオレンジ色になっているところは生クリームのようで、オレンジ(若しくは蜜柑のような物)の果肉も入っていた。これにはびっくり!
このケーキ、期待値が低かったので食べる前の撮影をしなかったのが申し訳ない!なのでこんな画像しかない。↓
尖っていない側(ホールケーキの側面の側)のクリームには何かが掛けられていて、てっきり砕いたアーモンドスライスだと思っていたら、ホワイトチョコレート。
オレンジソースもそこそこ美味しかったのだけど、このホワイトチョコもナッペのクリーム(ここはバタークリームだと思う)とちょうど良い割り合いで、お互いを打ち消さず、長所を引き立てるものになっていた。
そして、干からびそうなオレンジを食べたら・・・ドライフルーツだったというオチ付き。
も〜、オレンジのケーキをお皿に入れた時点で撮影しなかったのが悔やまれるし、期待していなかったのに美味しかったというのにも『なんで〜』という敗北感があるし、初めての感覚のがっかり感。