チェンマイのニマンヘミン通りに『カオソーイニマン』というお店があって、オットも気に入っているのでたびたび訪れている。
今日も昼ごはんを食べにカオソーイニマンに行き、いつものように鶏肉カオソーイを注文。
それと鶏肉串焼きと豚肉串焼きも。
すると店員さんが『デザートはいかがですか?』と訊ねるので、ヨリミチは『ここじゃなくてもいいかな(というか、デザートは要らないんだけど)』ということでオットに不要と伝えたのだけど、セールストークに甘いオットは『それではロートチョンを食後にひとつ』と頼んでしまった。
タイでは多くの場合、料理は気まぐれで運ばれてくるので一皿目が出てきても次がなかなか、ということがよくあるのだけど、今日はなぜか快適なサービスで、カオソーイを少し食べたあたりで串焼きが出てきた。
以前も書いたと思うけれど、ここの鶏肉串焼きは肉厚なのに柔らかく、肉がふわふわ。しかも湯気まで立っていて食欲をそそられる。
カオソーイは言うまでもなく美味。
料理を食べ終わってから、問題(?)のデザート。
日本人の外食の感覚で言うと、冷たい物を入れる器は冷やしてあるべきなのだけど、タイではそれを期待できない。
常温で保管してある食器に何でもかんでも盛り付けるので、アイスクリームなどはすぐに溶けてしまうもの。
それがタイのスタンダードなので、ヨリミチはよほど冷菓が食べたいときにしかデザートは頼まない。
今回頼んだロートチョンというものは屋台で食べるとプラスティックの器に細かい氷とココナッツミルクを入れ、そこにタピオカ粉でできている(らしい)ゼリー状の物を入れてくれるので、いくら氷があるといっても入れ物が生温かいのですぐに溶けてしまって食べているうちに『何かがミルクに入っている食べ物』になってしまう。
ところがこのお店の冷たいスイーツは器をきちんと冷やしてあり、しかもステキなデザインの物。
そして!
感動したのは、どうやら器にココナッツミルクを少し入れた状態で冷凍しているようで、スプーンを入れたらシャーベット状のココナッツミルクが出てきたこと。
これなら溶けても水っぽくならず、最後までココナッツミルクの味を楽しめる。
ココナッツミルクとゼリー状の物の比率はどこが正解なのかわからないけれど(ヨリミチだったらゼリー状の物をもっと入れてしまいそう)、このスイーツそのものを凍らせてしまうという手段はかなりポイント高い。
なのでお店がミシュランガイドに掲載されるのも納得。
添えられていたカトラリーはプラスプーンとストローだったけれど。