先月病院から自宅に戻って来た叔母は、1ヶ月ほど自分の家で過ごし、あの世に行ってしまった。
そのタイミングは誰にもわからないものだけれど、ヨリミチはそろそろタイに行こうとしているところだったし、滞在は2週間ほどではあるけれど、その間にお別れのときが来てしまったらなんだか申し訳ないし、だけど払い戻しや日程変更のきかない航空券だし、そこのところは腹を決めて航空券の日程どおりに行動するしかないのだろうな、と思っていた。
実は今度のチェンマイ行きのことは親にもまだ話しておらず、話したとしても『〇子(叔母)が大変なときなのに!それが落ち着いてからでもいいんじゃないの?』と言われる可能性もなきにしもあらずという気もして、いつ伝えようかと思っていた。
それを察してか叔母は先日旅立った。
ヨリミチが結婚したときもオットを連れて挨拶しに行ったら初対面の外国人にもいろいろ話しかけてくれてオットも楽しそうだったし、先月も『〇〇さん(ヨリミチのオット)によろしくね』なんて言ってくれたし。
叔母は気配り・気遣いが上手い人だったので、自分の子どもの休職が最小限になるように、とか、本格的に梅雨になる前に、という思いもあったのかもしれない。
約5年の闘病だったけれど、最後のときを迎える段取りは素晴らしいレベルでされていたし、なんて立派な人なのだろう、と驚くばかり。
取り敢えず、合掌。