チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

国際女性デー

今日は国際女性デーだとのことで、テレビやラジオ、ネットニュースなどもその種類のテーマが多かった。

それで日本は女性の働きやすさは主要29ヵ国中で下から2位だとか、ジェンダー平等を目指すとか、女性が活躍できる社会に、とか、そういう言葉を見聞きすることが多い1日だったのだけど、『国際女性デーだから』ということでそういう話題を特集していては、それをすることがイベントのようになってしまって本来の目的とずれてしまわないかとちょっと心配になった。

そこから発展して(?)選択的夫婦別姓問題を扱うメディアもあったりして、それって女性だけの問題ではないのになぁ、なんて思ってしまった。


ヨリミチは過去に退職するにあたって取り引き先の担当者に挨拶をしたときに『永久就職ですか?』と聞かれたことがあった。
人生でその言葉を使われたのはそのときが初めてだったし、後にも先にもその1回だけだったように思うのだけど、そのときは一瞬何を言われているのか意味が解らなくて、でも『あ、そうか』と思って『いえ、違います』と答えたのだけど、ついでに『それでは〇〇さん(電話の相手)は奥さまにお給料を出されているのですか?』と付け加えたかった。

その後いくつかの人生経験を積んだ頃に、ある場面で『女の幸せを選んでもいいんだよ』と言われたことがあった。
でもその言葉を口にしたのはおそらく仕事ではそれなりの成果を残し、オフの日には自分の趣味に走って家事育児は奥さまに任せっきり、そして庭石だか植木だかは買うだけ買って手入れは奥さま、という生活をしている(とそれまでの会話で想像できてしまった)男性で、そういう想像ができてしまったので『いえ、何が幸せなのかは自分自身で決めますので』と返事をした。
そしてそのときに隣にいた女性が『〇〇さんは今みたいな生活をしてきて、奥さんは幸せなんですかねぇ?』と返していた。その〇〇さんは『しまった』というような顔をしていたけれど。


そして現在。
日本人ではない男性と結婚し、手続きをしたときに姓をどうするかという話し合いをした記憶がないのだけど戸籍にはそれぞれの姓で登録している。
ヨリミチは両親の姓と自分の名の組み合わせが気に入っているのでその姓名から脱出しようと思わなかったし、その時点で子どもを授かることが目的の結婚ではないというのが見えていたのでどちらかの姓に統一する必要がなかった。
しかも仮にヨリミチがオットの姓を名乗ることにすると通帳、パスポート、クレジットカードなどなど姓の変更手続きをしなくてはならないし、印鑑もどうする?のような問題は出てくるだろうし、結婚の手続きに必要な書類を揃えるだけでかなり大変な思いをしていたので、結婚してもそこから更にいろいろと手続きをするのが面倒に思えてきて『姓はこのままでいいや』と半分投げやりだったというのも事実。
なのでヨリミチの場合は夫婦別姓ではあるけれど『選択的』というよりは『選択しなかった的』夫婦別姓

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