チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

鬼退治の日に

これは今に始まったことではないのだけど、家の固定電話にたびたびインターネット回線の変更を勧誘するところから着信がある。
ヨリミチ実家の固定電話はだいたい母が出るのでそういう電話には『今のままで良いそうですので』と言って切ってもらっていた。が、あるときからは『契約者に確認したいことがある』などと言ってネット回線の契約者(ヨリミチ)に辿り着こうとするのだ。

そういう人が名乗るのはだいたい So-net というワードが入っている実在するのかしないのかわからない会社名で、更に NURO 回線がどうのこうのと言ってくる。
ヨリミチ実家は NURO を使っていないのだけど、ここで『うちでは NURO を使っていませんので』と返すと『それじゃあ何の回線を使っているのですか?』などと言って真実を探ろうとするのでそこでは自宅の回線が NURO だということを肯定も否定もせずに次のトークを待つ。

最近は『お宅が使っているのと同じ回線で不具合が多発している』とか『トラブルが発生したというクレームが増えている』のようなことで話を先に進めさせる(= 回線を乗り換えさせる)手口が増えているような印象で、不具合とかトラブルといった言葉を使って相手を不安にさせて話に乗せる方法が多いような。

つい先日も『脆弱な回線を使っていてトラブルが発生したらどうするんですか!』とヨリミチの不安を煽ろうとするので『トラブルっていうのは具体的にどういった現象のことをいうのですか?』と言ってみたら『トラブルはトラブルですよっ!』と半ギレ状態のよくわからない対応をされた。その滑稽な回答が可笑しくて堪えられなくなったヨリミチは思わず声をあげて笑ってしまったら先方はセールストークが続けられなくなったようで『何かあっても知りませんからね!』のような捨て台詞で電話を終えた。

今日の勧誘トークは『お宅が使っているのと同じネット回線の不具合があるという報告が多数あがっているので回線を変更をおすすめしています』のようなものだった。

↓通話終了後に番号検索したらやはり勧誘会社のよう


今日も母が最初に電話に出てヨリミチに取り次いだわけで、ヨリミチに代わるなり『ご契約者さま本人ですか?』と聞かれた。
電話をかけてきたセールスマンは『最初に出たのが婆さんで、次に出たのはオバサンか。楽勝かも~!』と思ったかもしれない。
しかしヨリミチは『不具合があるというのならその旨をメールや DM で連絡をしているのか』とか『回線の変更が必要なほどの不具合ならニュースで報じられているものなのか』とか逆質問を投げ掛けた。
すると滑舌悪く、聞き取れないくらいの声で昨年の報道にはあったとか何とか、何かを答えたものの、しまいには『それでは後ほど今回のご案内の件の書面をお送りします』と言って通話終了。
お送りしますと言われたものだからヨリミチも『じゃあお願いします』と返事をしたが、電話はそれで終了。セールスマンを追い返したような状態になって、まるで鬼退治。

会話の流れに乗ってこちらも『お願いします』と言ってはみたが、ヨリミチは自分の名を伝えていない。
母だって、電話に出たときは『〇〇です』と苗字を言ったかもしれないが、だいたいあのような勧誘電話は〇〇さんの家に電話をかけるというよりはランダムな(とか、リストアップされた)番号に発信して『繋がったらそこで氏名の確認』という流れなのではなかろうか。
なので『書面をお送りします』と言ったあの人は我が家の苗字と固定電話の番号くらいしか知らないはず。
それでどうやって書面を送るというのだろう。


一時期はそういう勧誘電話が減ったような気がしていたのだけど、最近また増えてきたかもしれない。

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