チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

1月1日に何を食べるのかという話

日本では元日におせち料理を食べるというのが一般的だけれども、オットによるとタイにはそういうご馳走のようなものはないとのこと。 
実はオットがおせち料理の存在に気付いたのはわりと最近で、SNS を見ていたら日本人や日本にいるタイ人が1月1日にとてもきれいな食べ物の画像をアップしているのを見て、『これは一体何なの?』ということになった。
なので『おせち料理』というのはお正月に縁起の良い惣菜を食べるのだということを説明し、それじゃあチェンマイで揃えられる材料で作れる物があれば作りましょうということになったのだけど、季節外れにおせち料理という気分にはならないし、年末年始はオットの3番目のお姉さんが転がり込んでくることが多く、お姉さんにはいろいろと予定を引っ掻き回されるので家でじっくり何かをするということはほぼ不可能。
ヨリミチが最後にチェンマイで年越しをしたのは3年前で、そのときもお姉さん付きだったのでおせち料理どころではなく、それから間もなくコロナ騒動が始まって日本に戻って来てしまったのでオットにとっておせち料理はまだ幻のまま。

それで今年もどこかで見付けたおせち料理の画像を送ってきて食べたいアピールをするオット。

で、チェンマイではおせち料理のように華やかではないけれど縁起担ぎという意味で元日に食べる料理があるとのこと。
それがラープ。
本来ラープはイサーン(タイ東北部)地方の料理で、そちらでは生肉なのだけど、チェンマイのラープはそれを炒めたスタイル。
↓(いちばん下の物がラープ)

↓(このお店の店員はイサーン語を使っている)


で、なぜラープを食べるのかというと、食べ物のラープは ลาบ、そして発音が同じで文字が違う ลาภ(ラープ)という言葉の意味は『幸福』。
というわけでオットのまわりではラープを食べる人が多いらしいのだけど、昨日ラープを買いにお気に入りの屋台がある市場に行ったら目当ての屋台がお休みで、他のお店で買う気はなかったオットはラープを買わずに帰ってきたので今年はまだラープを食べていないはず。
ま、ラープは季節を問わずあるものなので、いつでも幸福をいただいている気分で食べればよいかと。

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