オットを断捨離、ではない。
オットが断捨離をしている話。
コロナ不況沼から抜け出せないオットには時間は余るほどある。
ただ時間があるだけだったらオットの性格上落ち込むだけで、何事にもやる気をなくしていたかもしれない。
しかし運の良いことに、コロナ禍前にジョギング用のウェアやシューズ、帽子などを大量に買っていたオットは趣味のジョギングで汗を流し、かなり身体を絞った。
そのおかげで5~6年前に着ていた服はことごとく身体に合わなくなり、タンスの肥やしになっていた。
コロナ禍でヨリミチが日本に退避したため独居になったオットはあまり真面目に室内の掃除をしていなかったのだけど、さすがに全体的に薄汚れてきたのが気になったようで、今月は気の向くままにちょこちょこと念入りな掃除をしていた。そして部屋がきれいになったら戸棚や引き出しの中にしまいこんである大昔からの書類も整理しようというスイッチが入ったらしく、家電で保証期間が過ぎたものの取説とか銀行からの書類で既に用件の片付いたものとか、仕事関連の不要になった書類とか、そういうものも仕分けをしたとのこと。
↑奥に写っている棚の中や上が書類でいっぱいになっている。
オットの家にシュレッダーはないので手紙などは手で千切ったり鋏で切ったりするのだけど、それでは不安なものは2番目のお姉さんの家に行って燃やさせてもらう。
そういう紙類がまとまったので、それと一緒にブカブカになった服も持って行って、お姉さんの家族に着てもらうなりお姉さんの友達に譲ってもらうなり、処分はお任せすることにした。
お姉さんは自宅で採れたバナナやパパイヤなどをときどき道端のスペースを借りてそこで売っているので、その台にオットが着ていた服も並べられるのだろう。
そのへんは男性よりも女性のほうが逞しいというのか、へんなプライドがないというのか、『ほしい人は買って下さいね~』くらいのスタンスで商売ができる。
が、オットは『恥ずかしくてそんなことできない』というようなことを言っている。それは貧乏だと思われたくなくてできないのか、それとも人見知りのような『恥ずかしい』という感情でできないのかわからない。というか、訊いたことはない。
私だったら自分の不要品が誰かの家で役に立って、更にお金も手に入るのだから喜んでやってしまうけどなぁ。と言ってもチェンマイでそれをするとなると言葉の問題があるのでオットかお姉さんに助けてもらう必要があるのだけど。
で、オットが持って行く服はズボンが少なくとも5~6本、シャツが10枚くらい、その他にも日用品というか雑貨のような物も持って行くと思う。
それらは袋に入れてバイクのステップに置いたりフックに掛けたりして、書類は座面下の収納に入れる。
このバイクは勢いで買ってしまったようなところもあるのだけど、荷物をたくさん運べるので買って正解だった。