チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

ピッサヌロークの犬はいずこ

昨日、オットと私の認識が思いっきり違っていたことに気が付いた。
それも、2年半もの間。

というのは、一昨年の1月に我々はピッサヌロークに遊びに行って、そこで記憶に残る犬を見掛けたのだ。

ホテルをチェックアウトしてから目的地を定めず、電車の出発時刻まで散歩をしたときのこと。

街並みを見ながらカーブしている大通りをテクテク歩いて、そろそろ駅を目指したほうがいいかな、というところで右折した。

駅まではほぼ直線で、迷うような要素はなかったので暢気に歩いていたら、民家と思われるところの頑丈なフェンスの内側から犬が吠える声が聞こえてきた。
そこまではまだ距離があったし、フェンスが閉まっているのは見えていたので犬が飛び掛かってくることはないだろうとは思っていたが、それにしてもあまりにも激しく吠えているので恐る恐る近付いて行ったら・・・

声が止んだ。

我々の姿が見えないうちは『ワンワンワンワンッ!ワンワンワンワンワンワンッ!』と今にも飛び掛かってきそうな勢いだったのに、フェンスの手前まで行ったら『・・・ワン・・・ワン・・・ワン・・・・』のような感じになってしまい、さっきの勢いはどこに行っちゃったの?という状態だった。
最初に声を聞いたときは『凄い番犬だなぁ』と思ったのだけど、完全に見かけ倒し。

その後に知ったことなのだけど、犬にはこういうことがときどきあるようで、フェンスが閉まっていれば自分のテリトリーが守られているという安心感で気持ちが大きくなって勢いよく吠えるのだけど、そのタイプの犬はフェンスが少しでも開いてしまうと急にへっぴり腰になって大人しくなってしまうのだとか。
それと同じように、相手が見えなければ猛犬だけれど、相手の姿が見えたら気が小さくなる犬もいるとのこと。
まさにそのパターンのようだった。
我々だって犬が見えなかったときはどんなに恐い犬がいるのだろうと身構えてしまったのだけど、実際にフェンスの前を通ったときにはバツが悪そうに『ワン・・・ワン・・・』だけ。

そのギャップが面白くてオットとは何度も話題にした。

それで今月下旬にオットは偶然ピッサヌロークに行くことになったので、『まだあの犬いるのかなぁ』という話になった。
オットは『じゃあ確かめてくる!』ということを言っていたのたけど、なんだか話が噛み合わない。
オットと私では犬がいた場所の記憶が違うのだ。
道の右か左かといったレベルではなく、通りが1本違う、ということでもない。


オットの記憶では地図の左上あたりのところ。
私の記憶では駅に向かう直線道路の左手。

一昨年その街では別行動をしていないし、吠える犬がいたという記憶は共通なのに、場所がこんなに違うとは・・・。
しかもオットは『ワット・ヤイに行く途中』と言っているのだけど、そこに行くときにオットの言っている道は通っていない。

今月オットはあの犬との再会を果たせるのだろうか。
私は私で記憶に自信がある(つもり)のだけど、こっちの記憶違いなのだろうか。
悔しいので、私も確かめに行きたい・・・。

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