チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

チェンマイの古いデパートが閉店

数日前に発表されたことで、チェンマイに住んでいる人はきっと皆知っていることだろうけど、ファイケーオ通りにある商業施設『カード・スアンケーオ』が閉店する。

CENTRAL デパートが入っているので『センタン(タイ式の「CENTRAL」の読み方)』と呼ばれているけれど、チェンマイに CENTRAL は他に2店舗あり、空港に近いところにあるのがセントラルプラザ、市街地からやや離れたところにあるのがセントラルフェスティバル、となっている。
でも『センタン』と呼ばれているのはカード・スアンケーオだけで、エアポートプラザは『エアポートプラザ』または『ロビンソン(ROBINSON)』、セントラルフェスティバルは『センタンフェス』と呼ばれている。

この中ではカード・スアンケーオがいちばん古く、建てられた時期だとか詳しいことはわからないけれど10年前の時点で既に遺跡のような外観だった。
というのは外壁はレンガのようなもので覆われているのだけど、かなり崩れていたので。
中も中で年期が入っていて薄暗いし、しかも増築したのか隣の建物と無理矢理繋げたのか、迷路のようになっている部分があったり、同じフロアにあるように見える少し離れたお店に行くには途中で階段が数段あったり。

建物の中が複雑なのは仕方ないとしても、外壁の崩れ具合を見てしまったり挙動不審なエスカレーターに乗ったりしてしまうと、いつも心がざわついて『早く用事を済ませて外に出たい!』と思ってしまうのだ。
地震大国で生まれ育った者としては、あの建物は本当に恐怖でしかなく、建物の中にいるときに地震があったらどうしようといつも本気で思っていた。
いつだったかバングラデシュで、縫製工場が入っているビルが就業時間内に共振で倒壊し、大きな被害が出たことがあったが、カード・スアンケーオは共振は発生しないとしても震度3くらいの揺れがあれば何らかの被害は発生しそう。

チェンラーイはときどき地震が発生していて、その影響でチェンマイでも揺れを感じることがあるが、震源チェンマイに近いところだった場合にはカード・スアンケーオは結構危ないと思う。

個人的には、そういう被害が出る前に閉店となるということは、安心ではある。

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