チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

壊れた屋根はどうなったか

先日の話の続き。
↓(思わぬところが壊れた話)
https://c-m-yorimichi.hatenablog.com/entry/2022/06/02/235911

その夜は急に天気予報が悪い方に変わって、寝ている間に豪雨かも、なんてことになった。

私だったら『穴が開いているものは仕方ないのだし、雨が降ったら降ったで翌日片付ければいいや』と開き直っていつも通りに寝てしまうと思う。
天井の穴の下に大きなバケツは置いてあるのだけど、屋根にも穴があるので強風が吹き込んだらバケツの外にも水やゴミが飛び散るかもしれないので、それをなるべく回避できるようにバケツの位置を高くするくらいはしておくだろうけど。

後ろ向きなオットは天気予報のスクリーンショットを私に送ってきて、自分の不幸自慢をする。4000キロの彼方からそれを送られても私は『お大事に』くらいのことしか言えないのに。

で、オットは一昨年水道の配管工事をしたことを思い出し、それをしてくれた工事屋さんに電話をしてみたとのこと。
↓(配管工事屋さんを呼んだ話)
https://c-m-yorimichi.hatenablog.com/entry/2020/10/11/203338
配管を直したついでに樋を手直ししてもらったり、使わなくなったテレビのアンテナを撤去してもらったり、その工事屋さんには思いの外お世話になって、オットも彼を信頼していた。
タイにはいろいろな工事屋さんがいるので中には料金が高いとか、作業が雑だとか、直したはずのものが直っていないとか、結構な割合でハズレが紛れ込んでいる。しかもオットのほうもタイ人らしからぬ神経質な人なので、他人との相性はとても大事なのだ。
でも工事屋さんは『本当は忙しいので急な依頼は断っているのだけど、お宅には行ったことがある(様子は解っている)し、雨季に屋根が壊れているのは早く直したほうが良いので明日行きます』と言ってくれて、状況説明をしたら料金も提示してくれた。
それが高いか安いかはわからないけれど、背に腹は代えられない。とにかく来てもらうことにした。


そして翌朝。
夜中に大雨が降るかも、の予報は隣街に当たってくれて(?!)オットの家の屋根が濡れることはなかった。

工事屋さんは1階の屋根の壊れた部分に上り、『2階の瓦が落ちてきたのですね』と言った。
もしかしてそれは、オットが少し前に言っていた『2階の部屋が雨漏りするんだよね』の場所の瓦か?!
なので工事屋さんは2階の屋根に上り、最初にそちらを修理した。
どうやら瓦を止めているビス(というのか?)が錆びたりして緩まった結果、そこから落ちて1階の増築部分の屋根も壊れたということらしい。
たけど1階の部屋は貰い事故ではあるけれど、そもそもそこが雨漏りのポイントだったし、もしかしたらそこにもヒビとか緩みがあったかもしれない。そんなところに2階の瓦が直撃してくれた。
しかもその瓦の1段上の位置は採光用のクリアな瓦で、そちらも経年のために雲ってきていたから修理したいなぁと私が秘かに思っていたところ。でも私にはその手段がわからず、余計なことを言ってオットを不機嫌にしたくないなぁと思ってちょっと悩んでいたことでもあった。
それが今回の屋根が壊れた事件によって、1階の瓦は4枚交換することになり、そこにはクリアな瓦も含まれていた。
↓(問題のある瓦を外す)


こういうのを災い転じて福となすというのだろうか。
思いもよらない損壊事故があったけれど、気になっていたところまで直してもらえてしまった。これは1粒で2度美味しいどころではない。

しかも!
工事屋さんに相談したら、あの南側の屋根の下まで手入れしてくれることになり、板の浮きを抑えてくれた。

オットの財布には小遣い程度の現金しか入っていなかったので工事が終わってから近所のセブンイレブンの ATM に行くことになってしまったけど、いろいろな悩みが一気に解消され、工事屋さんさまさまといった感じ。

なのでちょうどお姉さんの家からバナナをもらったばかりだったので、お礼に工事屋さんに渡したら?と言ったら、オットは2人に2本ずつ渡した。それと、ペットボトルの飲料水。

うーん、私はバナナを1房のつもりで言ったのだけど、オットも仕事が激減中の困窮世帯だから、4本差し上げれば上出来か。

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