チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

思わぬかたちで姿を見た

最近急に気温が上がってきたので、私の中では過ごしやすくなってきて快適~、という気持ちと、スギ花粉が・・・という憂鬱な気持ちがせめぎあっている。
実家の裏は杉林なので、天気予報などで花粉情報が出る前から私には杉の状態がわかるし、花粉症の症状も1月からしっかり出る。

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そんな杉林がこんな状態になることもあり、それはそれで風情があるのだけど、今年は日本海側の降雪量が多く、それが理由で親戚のおばさんがテレビに出ることに!

ある日の朝、いつもはそんな時間に妹から電話がかかってくることはないのだけど突然に電話がかかってきて『〇〇(←情報番組)をすぐ見て!!新潟のおばさんが出てる!!』と。
なので言われた番組にチャンネルを合わせると、本当におばさんが映っている。
映っているなんていうものではなくて、イヤフォンを付けてカメラに向かって喋っているのだ。おまけに字幕で名前と年齢が出ているし。
本当に本物だ!!

このおばさんは母のいとこの妻にあたる人で、なおかつ母の同級生。いとこの妻と言っても母にとっては『自分の親友がいとこと結婚した』という状態で、いとこは長男だったので姑と同居。姑は母の叔母でありヨリミチの祖母の妹。
私も小さいうちは夏や冬の休みにときどきその家に遊びに行ったし、母は今でも頻繁におばさんと電話で連絡を取り合っている。
そんな人がテレビに出ているなんて!

その翌日だったか翌々日だったか、母はおばさんに電話をして『テレビ見たよ』と言っていた。
やはりテレビに出た直後は知り合いからたくさん電話がきて大変だったとのこと。

テレビに出るのは前日の夕方に急に決まったということで、本来はテレビ局としては別の場所での取材を予定していたのだけど豪雪で目的地にたどり着けず、どういうわけかおばさんの息子と接触があり(適当に通行人をつかまえたのか?)、息子が翌朝の取材を許可したので早朝におばさんの家に出向いて中継、ということになったらしい。
息子は仕事が早番だったので中継のときには家におらず、おばさんが1人で出演。

おばさんが母に言うには『テレビの人がよぉ、ズックで来たからたまげたんだ』とのこと。
おばさんの言う『ズック』というのはスニーカーのことなのだけど、雪で家の高さの半分が埋まっているような場所にそんな靴で来られても寒いし足が濡れるだろうということで息子の長靴を貸したのだとか。
おばさんは取材の人に『オレ(その地域の人は女性でも自分のことを「オレ」と言う)は標準語も喋れねぇし、何喋っていいかわかんねぇけど、こんなんで大丈夫か?』と言ったそうなのだけど、テレビで見た限りでは一応大丈夫な言葉で喋っていたし、我々としてはおばさんの元気な姿を見られて安心したし、懐かしい家の周りも見られて万々歳、みたいな感じ。

コロナ禍で親戚とも直接会うことは避けている状態で2年。だけど豪雪とテレビのおかげでおばさんを見ることができてしまった。

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