チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

カイパローを買った後に

オットは先日、惣菜などを買いに市場に行き、カイパロー、魚の干物、カボチャやブロッコリーなどの野菜等々、わりと重さのある物を買い込んでバイクで帰宅。
帰路につく直前に電話をくれて、買った物を報告してくれたので『ずいぶん重い物ばかり買ったのね』と思った。
カイパローというのは中華系の惣菜で、茹で卵や厚揚げを八角などのスパイスのきいたスープで煮たもの。卵だけをみると醤油漬けにした味玉なのだけど、味は全然違う。好きな人は好きな味だけど苦手な人は苦手だろうという感じの料理。オットはこれが好物で、ここの市場のカイパローは特に美味しいのだとか。 私は・・・たまーに、でいいかな、という感じ。

その市場から帰るという連絡があった2時間後くらいに、オットからまた電話。
『もしもし?』と電話に出たら、オットは開口一番『病院にいます』とのこと。

さっき市場から帰ると言っていたのになぜ病院?!今日は病院に行く日ではないはずだし、病院にいるというわりには元気な声だし。

状況が飲み込めない私が『なんで病院なの?!』と聞いてもオットは『カイパローはまだバイクです』とか『野菜も魚もバイクにあります』と、私には大事ではない情報ばかり言ってはぐらかす。ということは、自分が怪我をしたとか具合が悪いということではないのだろうと思い、オットの『どうでもいい話』に付き合った。
それが終わってからようやく本題。

オットが大荷物で帰宅したら近所の男性が体調不良で『助けてくれ』と言われたそうで。
救急車を呼ぶほどではないのだけど、病院に行きたいとのこと。
その日は小雨で、オットが買い物に出掛けていたときだけ雨が上がっていたような天気だったので、その男性は自分で運転をするのは不安だということでオットを頼りにやって来たところにオットがバイクで帰宅、ということだったらしい。
それでオットは買った物をバイクから下ろさず、自宅にも入らずに男性の家に行き、男性の車を運転して病院に連れて来た、というわけ。


私はてっきり男性の奥さまも一緒に病院に向かったのかと思ったら、奥さまは家に残ったとのこと。それなら男性の不調は入院するほどではない程度なのかな、と思ってひとまず安心した。

その夫妻は元公務員なので健康保険のランク(?)がオットとは違い、高級な病院で診察を受けることができる。
どうやらここをかかりつけにしているようで。

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ここはわりと新しい病院で、オットが言うには『高齢者の専門病院』。外来受診は可能だけど、救急患者は受け入れていないらしい。(救急の場合は国立病院に搬送される。)でも入院設備はあるとのことなので、やはりお金持ちのお年寄りが行く場所なのだな、と思った。
『足元に注意』のボードもおじいちゃん。

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男性の奥さまは家に残ったので、オットは『晩ごはんを作ってるのかな』と言っていた。なので私は半分冗談で『家に戻ったら「お世話になりました」と言ってお礼におかずを分けてくれるかもしれませんね。カイパローかもしれないけど。』と言った。

男性は診察後、薬を大量にもらって帰宅。

オットは男性を送り届けたら、奥さまからお礼の品をいただいた。
それは、カイパロー。

自分が市場で買った分もあるので、それから3日くらいオットのおかずはカイパロー。

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