チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

犬のおかげで

10日曜日くらい前、実家のポストに『迷い犬の情報求む』というチラシが入った。
たまたまその朝は夜明け頃に目が覚めて、誰かがポストに何かを入れる音が聞こえた。新聞配達にしては遅すぎる時間だったし、実家のポストは玄関ドア前なのだけど、そこには自転車が置いてあり、新聞配達の人なら暗闇でも自転車をうまく避けてポストに新聞を入れていくのに、そのときは何かがポストに入れられた後に人が自転車にぶつかった音がしたのでこんな時間に誰だろう?と思っていた。
どうやら物音の主はチラシ配りの人だったよう。

そのチラシを見た両親、数日前にその犬と思われる犬を目撃していた。しかも別々に。
なのでやっぱり家の近くに潜んでいるようだということで、母は早速チラシの電話番号に発信し、犬の飼い主さんと話をした。
すると母が電話をした直前にもこの近辺の人から連絡があったとのことで、犬はその2~3日前には確実にそのへんにいたようだった。

が、それ以降うちの両親は犬を見掛けなかったし、近所でも犬を見たという人はいないようだったので、チラシの成果で犬は無事に飼い主のもとに戻ったのかと思っていたら・・・


一昨日の昼間、我が実家の狭い庭に犬が現れた!

父と私でしばらく見ていたら犬もこちらの存在に気付いたのだけど、チラシ情報によると犬はあまり人慣れしていないらしく、無理に捕まえたりせずまずは電話を!ということだったので、母がまた電話をした。

電話をしたのは午後だったし、飼い主さんは翌日の仕事は休めないということで、我が家には犬が来た2日後(つまり今日)に来ることになった。
時間などは約束しなかったので、早くても8時頃かな、と思ったら案の定8時には近所に到着されていたようで。

それで8時過ぎには我が家に飼い主の女性がやって来た。
実家の裏は林になっていて、あまり人が入るような場所ではない。なので犬は安心してそのどこかで過ごしていると思うのだけど、もしかしたら1ヶ月くらい林に住み着いているのかもしれない。

自宅から逃げてしまったときには家の周りを逃げ回るだけだったそうなのだけど、ある日その近くで火事があり、消防車などの緊急車両がたくさん来たために犬は音に驚いて猛ダッシュでどこかに行ってしまったということ。
その場所から我が家の裏までは10キロくらい離れていて、犬が何日かけてやって来たのかはわからないのだけど、距離はともかく怪我もなくここまで来たことにも驚いた。
そこからここまでの間は犬が単独で横断するのが不自然な道がたくさんあるし、そんな道を犬だけで歩いているのが目撃されれば警察などに通報もされるはず。でも捕まらずにここまでやって来た。

犬がどうして我が家の庭に現れたのかというと、水を飲むため。
庭には小さな池があって、その水を飲むために鳩や猫はよく来る。ときどき狸や他の動物も。
なので今さらどんな動物が来たってそれほど驚いたりはしないのだけど、犬っていうのは・・・。
タイでの出来事ならあり得るけど、日本で『犬が来る』というのは普通ではない。

一昨日の犬の様子を見ていたら、なんだか『そこに池がある』というのを知っていて来たような感じだったので、過去にも来たのだろう。
ということは、この先も来るはず。

ということで、飼い主さんは餌とカメラを仕掛けた。
それが午前8時半。
それからすぐに・・・猫が来た。

今日は実家裏の林から細い道が続いている300メートルくらい離れた場所の空き地のようなところでも犬が目撃されたらしいので、林は犬の庭のようになっていて、犬は時間帯によって居場所を変えているのかもしれない。
そして、喉が渇くとヨリミチ家の庭に来るのかも。

というわけで、これからは犬の飼い主さんが曜日や時間を問わず我が家にやって来ることになるかもしれない。

ということで、私は今までのように在宅時にヨレヨレの服で過ごすわけにもいかないような・・・。私が自分でいう『ヨレヨレ』は結構なレベルなので。宅配便の受け取りなどにはヨレヨレのまま対応してしまうけど、この先もしかして犬の捕獲に協力することになったりしたらヨレヨレのまま外に出るのはちょっと・・・。
なので今日からしばらく(犬が自分の家に戻るまで)はヨレヨレ服生活はお休み。

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