13日の金曜日が不吉だというのはアメリカから入ってきたものだと思うのだけど、ドラえもん日めくりカレンダーでは毎回のび太くんが『ガーン』というような表情をしている。
今月は犬に追いかけられたらしい。
しかしタイでは『ศุกร์ สิบสาม(スーク・シップサーム)』といって、これは『13日の金曜日』という意味なのだけど、発音だけだと『幸運な13日』と言うのとほぼ同じ。
金曜日は ศุกร์、幸せは สุข なので、発音は両方とも『ス(ー)ク』となる。
なのでタイでは13日の金曜日が必ずしも不吉な日というわけではなく、ハッピーな日でもある。
オットが無事に車検をパスできたのも、『幸運な13日 ศุกร์(สุข)สิบสาม』のおかげかもしれない。(とオットが言っている。)
途中のガソリンスタンドでエンジンが動かなくなってしまったのも、車検場に行く前にいつもの修理屋に行きなさいという天からの思し召しで、もしもバッテリーが車検場までもってしまったら、そこででバッテリー不良を指摘されて高い代金を支払うことになっていたかもしれない。
でも、私のほうが สุขสิบสาม(ハッピーな13日)に救われていると思っている。
なぜなら、ときに後ろ向きになりがちなオットが『13日の金曜日(怖いほう)』しかない国の人だったら、そのたびにオットはどんよりとして浮かない顔をしそうだから。
あぁ、オットがタイ人でよかった。