チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

あの犬の名は

オットがジョギングのときにやって来るあの犬。

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というか、そこに現れる野良犬の夕食当番になぜかオットがなっている、というほうが正しいのだけど、ジョギング仲間数人の間では名前を付けてあって、会話の中ではその名前を使っている。
それを私はLINE電話越しに聞いていて、何か名前を付けたようだというのはわかったのだけど、そのはっきりした発音がわからなかった。
オットは『(その犬が)茶色いからそう呼んでいる』と言っていたけれど・・・。

タイ語で茶色は『สีนํ้าตาล(シー・ナムターン)』。
でもオットが言っていた名前はそんなに長くなかったし、どちらかと言えば『สีขาว(シー・カーオ) = 白』のほうが近い音だったような。
もっと詳しく説明すると、タイ語の『シー』というのは日本語の『色』という意味にあたり、ときどき『シー』を省いて言うこともある。
オットが犬の名を言ったときに、私には『ナムターン』よりも『カーオ』が近いように聞こえた。
でもオットは『あの犬は茶色いから』と言っていたけれど、正確には茶色と白。
『カーオ』は明らかに茶色ではない。
でもオットが日本語の白と茶色を間違えることもないかな、と思って、違う角度から考えることにした。

『あの犬が茶色い』ということと『カーオ』切り離して、実はオットは『カーオ』と言ったのではなくて『バーオ』と言ったのかな?と思ってみた。
英語で犬の鳴き声は『bowwow』なので、その前半のところから『バーオ』。茶色の謎を追うよりは、こっちのほうが有力かも。

タイ語で犬の鳴き声は『ホンホン』なのだけど、英語がわかる人は『バウワウ』とか『バオワオ』のように言う。それで日本で犬のことを『ワンちゃん』と言うように、タイでも『バーオ』は有るのではないかと思ってみた。
少なくとも『茶色いからカーオ(もしくはバーオ)』よりは有力に思えた。

そしてその何日か後。
オットと電話をしていたときにあの犬が現れたので、何気なく『あの犬の名前は何だっけ?』と聞いてみた。

するとオットは『バーオだよ、brown(バーオ)』。

そうか!
brownのタイ語読み(?!)はブラウンではなくバーオだ!
タイ人の耳には私には聞こえない『R』の音が聞こえているのだ。
言われてみれば、微かに聞こえるような・・・気がする。
最後の『N』はタイ式タイ語英語では発音しない。たとえば、LINEはラーイ、ワインはワーイと言うのと同じ。

これであの犬の名前の謎が解けた。
BROWN = バーオ。

バーオ君、まだ人慣れしていないけれど、餌の場所は認識しているのでそのあたりに居着いているのは確か。

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地域の番犬になってくれるといいのだけど。

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