オットは毎朝インスタントコーヒーを2杯飲む。
それから、気分や体調によって青汁とか豆乳とか、ときどき緑茶やほうじ茶を飲むこともある。
インスタントコーヒーは冷蔵庫に4種類くらいストックがあって、いつも『どれがいいかな~』なんて言いながら選ぶ。
中でも気に入っているのがブレンディで、ブレンディはパッケージが緑と赤の2種類あるのだけど、緑のほうが好みとのこと。
チェンマイでもスーパーマーケットのコーヒーの棚にブレンディを置いてある店舗もあるけれど、当然のことながら高い。円換算すると日本の2~3倍の金額になる。
タイで生産されたインスタントコーヒーもあるが、味は人それぞれの好みがあるのでそれについては置いておくとして、全般的に言えることは『溶けが悪い』。お湯を注いでぐるぐる混ぜても溶けきらない。ぐるぐるぐるぐる混ぜても、飲みきるときにはカップの底に沈殿物がある。
今はクオリティが上がったものもあるが、何年か前までは結構スゴかった。それが『カフェボーラーン(タイの昔ながらのコーヒー)』で、わびさびのような味があると言ってしまえばそれもそうなのだけど、現代の普段の生活の中で手軽にコーヒーを飲みたいというときには合わなくなってきているのかもしれない。
それでオットは私と知り合った直後からお土産には日本のインスタントコーヒーを毎回リクエストしていて、スティックタイプの物は仕事用の鞄にも入れておき、仕事でお世話になる現場の人(タイ人のこともあるし、ミャンマー人とかラオス人のこともある)に『日本のコーヒーです』と言ってチップ代わりに差し上げたりしていた。
今はタイで買えるスティックコーヒーも質が上がったので敢えてチップ代わりに誰かにあげることもなくなったのだけど、オットはカフェラトリーの味を知ってしまったのでそれはちょっと贅沢な時間を過ごしたいときに飲んでいる。
今でも荷物を送るときにはブレンディ(緑)を入れるし、自分がチェンマイに行くときにもスーツケースの中に必ず入れる。
オットはお土産をリクエストするわりにはちょっとだけ気を使ってくれて『袋のがなかったら買わないでね』と言ってくれる。要は、瓶入りのコーヒーだと重くなるし割れ物なので危険だということ。それで私が何年か前に持って行ったブレンディの瓶をずっと使っていて、先日も荷物が届く前に瓶を洗って乾かして、袋入りのブレンディを待っていた。
この瓶は小ぶりなので、オットの家の冷蔵庫の棚に入れるのにはちょうど良い。
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(パスポートの上の指輪はオットと私の、ではなくて、両方ともオットの物。ジョギングを続けていたら指まで細くなってしまってこっそり買い足していた。)