チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

オットのワクチン接種延期である意味安心

タイでは、新型コロナウイルスのワクチンはアストラゼネカかシノバックが標準。
他にもモデルナとかシノファームとかファイザーなどがあるところにはあるらしいのだけど、接種可能な条件だとか金額のことは私にはよくわからない。

オットは3年ほど前からある薬を服用するようになり、定期的に病院に行っている。
その関係なのか、接種の優先順位が上がって『高齢者と基礎疾患のある人』の枠に入ったらしく、4月頃にはアストラゼネカの予約ができた。
先月の通院で、いつもの先生にどのような基準で自分がそのリストに入ったのかを聞いたらしいのだけど、先生や病院の意見によるものではなくて、病院のデータとIDカードの番号を管理しているところの判断ではないか?とのことだった。オットは社会保険からのデータも関係しているのかな?と言っていたけれど、結局はっきりしたことはわからない。

それで来週に1回目の接種を受けることになっていたのだけど、先月中旬からタイではアストラゼネカのワクチンが足りないという事態が発生し、バンコクなどでは既にアストラゼネカの1回目を受けた人(医療従事者など)の2回目の接種が延期になるということになった。

オットの分のワクチンは6月3日に届くものを使うという情報だったのだけど、それがチェンマイに届くのか届かないのか、それともタイ国内に届かなくなるということなのか情報が迷走し、オットの気持ちも迷走しっぱなし。
最初はシノバックは打ちたくないからアストラゼネカが来るまで待つと言っていたのに、タイの複数箇所で感染クラスターが発生するとやっぱりシノバックを打っておいたほうがいいかなぁ、なんて言い出したり。

そのときは未だシノバックは WHO では未承認だったので、たとえばそれを2回接種してタイのワクチンパスポートを取得したとしてもそれが国際的な証明書にはならない可能性があったし、シノバックを2回打った後にアストラゼネカの余剰が発生していたら(可能かどうかは別問題だけど)3回目としてアストラゼネカを打てばワクチンパスポートの問題は解決できるのか?とか、自分の予約日までに病院にアストラゼネカのワクチンが届いていなかったら強制的にシノバックを打たれちゃうの?とか、それを拒否したとして、後日アストラゼネカが入荷されたときには『あなたは接種を一旦拒否したので今後の接種はできません』って言われてしまうのか?とか、いろいろな可能性を考えた。
だけど高齢者と基礎疾患のある人の枠なのだから、私はいくらなんでもシノバックを打つということはないだろうと思っていたのだけど、オットは『タイは何でも急に決まるし強制力があるから』と言って、シノバックを打たなければならないケースも考えていたようだ。

そして6月に入ってからタイ保健省の『アストラゼネカは、あります』という発表があった。しかし数量などのことについては何も言われず、ただ『あります』だけ。
ちょうどバンコクやその周辺で感染者数が激増した時期だったので、各県への割り当てを調整することになったのかもしれない。

そして昨日、チェンマイのいくつかの病院ではアストラゼネカの接種は期間未定の延期となり、今日はオットが予約を入れている病院も同様に延期となった。

オットは延期になったことには気を落としているふうではあるけれど、シノバック1択にならなかったことについてはほっとしているようだった。
いちばん最悪なパターンは予約時間に病院に行ったらそこにはシノバックしかなかった、というシナリオなので、ひとまず待っていればアストラゼネカを打てそうな雰囲気・・・かな。
現段階ではシノバックを回避できたので、そこに関してはひとまず安心している。

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