チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

実家に出たふたつの"G"

少し前、いつものように実家2階の部屋で仕事をしていたときだったと思う。
トイレに行こうとして部屋を出ると、そこには大きくはないが小さくもない"G"が。あの黒光りする、触角のある6本脚の、あいつ。
よほど退治しようかと思ったのだけど、それよりはトイレに行く優先度が高かったのでひとまずトイレに入ることにした。そもそも私はトイレに行くためにそちらに向かっていたんだし、"G"は狭い場所にいたのできっと動くことはない、トイレから戻って対戦すれば良いだろう、くらいに思っていたので。

そしてトイレから出てみると、そこにいると思っていた"G"が見あたらない。近くを探してみても、どこにいるのかわからない。
私の殺気を感じて安全な場所に避難してしまったのか・・・。

"G"がどこにいったのかは見当もつかなかったし、そのへんにある物を動かしてまで探すのは時間の無駄のような気がしたので、取り敢えずその近くに置いておいたコーヒーの入ったマグカップを洗うことにした。たいして口をつけておらず、まだなみなみとコーヒーが残っていたのに。

私は2階の部屋に行くときはだいたい大きなマグカップにコーヒー(牛乳入り)を入れて小さなお盆に乗せて持っていき、ちょっとした台に置いておく。それで、一息つきたいときに飲んでいるのだけど、そのカップを"G"が歩かなかったとは言いきれないし、もしかしたらコーヒーの中で溺れているかも・・・?なんて思ったら、やっぱりカップを洗わずにはいられなかった。

幸いなことにカップの中には"G"の姿はなかったのだけど、それならどこに行ったのか。
そのへんにいるのは構わないけれど、カップには近寄らないでいただきたい。
なのでそれから2階にコーヒーを持ち込んでもなんとなく心配で、それまでは自分の背後に置いていたのだけどそれからは視界に入るところに置くようになった。


そんな生活を3日くらいして、ある日の夕方に雨戸を閉めるために普段は使わない2階の部屋に入ったら、窓のそばにあの"G"と思われる個体が!!
大きさ的にはほぼ間違いない。
新聞紙とハエたたきで対戦し、雨戸を閉めるついで(?)に外に捨ててしまった。
捨ててしまってから、トイレに流して処分したほうがベターだったかしら、と思ったけど後の祭り。

その夜、食事が済んでから2階にある物を取りに行こうと階段を上ろうとしたら、その壁に大きな影らしきものが・・・。
いや、それは影ではない。別の"G"だ!
"G"は"G"でも、いわゆる"G"ではない。
それは、ゲジゲジ。しかもなぜか特大サイズ。
こちらはそれほどすばしっこくないのでハエたたきで捕らえてトイレに流した。

それにしても、夕食前後のほんの僅かな時間に2種類の"G"が出現するとは。

そこで考えてみたのだけど、タイでゲジゲジを見たことがないかも。あれはタイにはいないのかな・・・。そんなことはないと思うけど・・・。


実家がこんな具合なので、タイのそこそこ郊外の町でも私は普通に暮らせるのかもしれない。

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