チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

オットの後を追う私

2年くらい前から、耳鳴りというのか『音のようなもの』が聞こえるようになった。
でもそれはずっと聞こえているのではなくて、聞こえるときもあれば聞こえないときもある。
実家にいるときは2階の部屋にいるときに強く聞こえることがあったので、電線や何かのケーブルと関係あるのかな、と思ったり、もしくは更年期に差し掛かって体調が変化する過程で神経が過敏になっているのかと思ってそれほど深刻に原因を突き止めようとは思っていなかった。
その音らしきものを感じても頭痛がするとか他の体調に悪影響があるわけでもないし、その音によって会話に支障が出るとか他の音が聴こえにくくなるというわけでもない。音が気になって眠れないということもない。

10代後半にしか聞こえない高周波の音があるという話を聞いたことがあるので、私の場合はその逆(?)の、『この年代(更年期といわれるあたり)に聞こえる音があるのかしら』くらいに捉えていた。

そして最近思い出したことがある。
4年くらい前だったか、オットが『耳鳴りがする』と言って病院にかかったのだ。
オットは寝つきが悪いので、そのようなことがあると死活問題(?!)で、平常時だってちょっとした明かりや音で眠れなくなってしまうのに耳鳴りがしたら本当に眠れなくなってしまう。そんなときに、パートナーとしてはどのように対処したらよいものか。
その症状が出たときに私は日本にいたので電話でしか話を聞くことができなかったのだけど、その頃はオットの仕事もそれなりにあったし対人関係でトラブルとまではいかないにしてもちょっと考えてしまうような事もあったりして心身ともに休まらない状態だった。
なのでそういうストレスも関係あるんじゃないの?ということで、オットは時間を作って病院に行くことにした。

日本には『耳鼻科』とか『耳鼻咽喉科』といったものがあるが、チェンマイにもそのような聴こえに特化したクリニックがあるとのことで、でも『耳鼻科』という言葉を知らないオットは『耳センター』と言っていた。
その『耳センター』で問診を受けたり、先生に診てもらったり、機械で何かを測ったりして、いろいろ調べたとのこと。その日に先生が見た限りでは特に問題があるようではないということで、薬なども出されなかったのだけど、全ての検査の結果が出るのは1週間後。

というわけで、オットは翌週にも耳センターに出向いて結果がプリントされた紙をもらってきた。
結論としては異常なし。
その印刷物やレシートなどは耳のイラストが模様になっていたので、本当に耳だけに特化した『耳センター』だったようだ。

オットの耳鳴りはその後も続いていたのだけど、いつの間にか消えていたのかもしれない。
というのは、月日とともにその話題が出なくなったから。
きっと今そのことを聞いたとしても、思い出すかどうかもあやしいくらいだと思う。

年上のオットにそんなことがあったので、私がときどき感じる『音のようなもの』もある時点で出現しなくなるのかもしれない。
年齢でいえばオットもその頃は更年期といえる時期だったので、人体のメカニズムとしてそのような症状が出ることがあるのかもしれない。
そう考えると気がラクになるし、チェンマイのメーヒア市場の近くに『耳センター』があるというのがわかったので、耳のことで病院にかかりたいときにはそこに行けるというのが生活する上での安心材料にもなっている。

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