チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

チェンマイで身近な場所でコロナ感染者が確認されると

最近オットの行動範囲は家の近所だけなので接する人も非常に限られている。
役場に行ったのも1年以上前なので今回のこととは関係ないのだけど、そのときに窓口対応してくれた職員さんが新型コロナ陽性判定が出たということで、オットのLINEにはその旨の通知が届いた。

職員さんの行動履歴は感染判明から2週間遡ったところから公開され、

4/13 ◯時~◯時、役場勤務
4/14 ◯時~◯時、役場勤務
   帰りに△△マーケットに立ち寄る
4/15 ◯時~◯時、役場勤務
    ◯時~◯時、スポーツジム
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のような感じ。

全てが真実ならば、個人情報の保護など考えられていないようなレベル。ある書面では氏名こそ明らかになってはいないが、同時に送られてきた別の書面には性別や年齢は書いてあるし、勤務地も書いてある。
該当の人がアパートに住んでいるとすれば共有スペースに『ここの住民から感染者が発生しました』という貼り紙がされる場合もあるし、今なら地域コミュニティーのLINEで『グループのメンバーから感染者が確認されました』というお知らせが流されるだろう。
そのように個人を特定できる情報がそこここにあるので情報に疎いオットも『あのとき(と言ってもかなり前に)お世話になったお姉さんがコロナだって』と私に伝えられる状態になる。
しかも(日本人にとって)恐ろしいことに、そういう情報はタイではSNSでいくらでも流されているし、タイ人は何の悪気もなくリストを『はい、どうぞ』と赤の他人(グループとは関係のない自分の友人など)に送ってしまうこともある。

今回の場合はオットは過去にその役場を訪れているわけだし、日常生活でもお世話になることのある役場なので役場のLINEメッセージが送られてきたのだろう。

で、オットによると、そのメッセージを受信した人は、記述された期間内に役場や職員さんの訪れた場所に足を運んだ人は14日間の健康観察をして、発熱や健康上の不安がある人は指定の医療機関に行けば無料で新型コロナのPCR検査を受けられるとのこと。
それについてはQRコードで先のページにアクセスしてください、というシステムになっている。

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国民がスマホを使っていろいろなことをできるという意味でははるかに日本よりも進んでいるタイ。
一方で、近所での立ち話のようにSNSを使う人が非常に多いので危険性もあるのだけど。

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