チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

小さい『つ』は難しい

仕事はないし、チェンマイの中心部やお寺に行くのはコロナのこともあって気がすすまないというオット。
おまけに今は外出時にはマスクをしていないと罰金が課せられるという条令が出ているので趣味のジョギングにも身が入らない。
それでオットは先日知り合いから日本語学習の本をいただいたので、あまりのヒマさ加減に嫌気が差して勉強を始めたらしい。

それを私にLINE電話で言ってきたのだけど、イマイチ伝わらない(聞き取れない?)部分があった。
手元にある本が日本語能力試験のテキストだというのはわかったのだけど、オットは『どつかいとか、ぶんぼうとか』の本だと言う。
オットの発音のしかただと、『ぼ』と『ぽ』はかなり近いので、私に『ぶんぼう』と聞こえるものは『文法』だというのはわかったのだけど、『どつかい』がわからなかった。なのでオットに聞き直したら、『どつかい?どすかい?』というような感じでますます迷宮入り。日本語には『どつかい』も『どすかい』も存在しない。せいぜい『おつかい』とか『どすこい』だけど、日本語学習のテキストでそれはないだろう。
何度言っても伝わらないのでオットはビデオ通話にしてテキストの表紙を映した。

それは、どっかい。

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オットには『どつかい』じゃなくて『どっかい』だということを伝え、その『っ』は小さいのだと教えた。
日本人なら『読解』という漢字が目に入るし、あの『っ』のサイズなら『小さい「つ」』だと認識できるけれど、外国人にはもっと小さく書かないと難解なようだ。
しかもタイ人が発音する日本語の『つ』は聞く側からすると『す』とか『ず(づ)』と区別がつけづらいので、こちらからも何度も聞き返すことに。

オットは『どつかい』だと思っているので何度も『どつかい』『どつかい』と言って、自分の『つ』の発音が悪いのかと思って苦手な『つ』を頑張って発音してみても、それは『どっかい』なので『つ』の音は存在しない。
本来存在しないものの音を一生懸命言ってくれたオットよ、ありがとう。そしてお疲れさま。

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