チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

いじわるしたからばちが当たった?!

オットの研修も終盤に差し掛かった頃、グループに分かれて実技を学ぶということがあり、ある日の午後は『包帯の使い方』というのがあったらしい。
最初に先生が説明をしながら見本をやって見せて、何種類かの説明が済んだら生徒がお互いに実施するというもの。

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その説明をしているときに居眠りしている人がいて、姿勢としては腕組みをして話を聞いている感じだったので先生にはバレなかったけれど、実際に包帯を巻くときになって、あるところから『あれ?ここからどうやるんだっけ?』ということになったらしい。オットの説明から想像すると、指とか腕の負傷にロール状の包帯を巻いていき、必要な部分に巻けたらその後の始末をどうするか、というところ。
その実施を見ながら先生が採点し、課題の合否を決めるので、まわりの仲間(生徒)たちはずっと黙っていたのだけど、オットはそこで『それは手で切ります』と耳打ちした。すると居眠りの人は包帯を一生懸命千切ろうとして『うーん、うーん』と力を込めたらしいのだけど、もちろん包帯がそれで切れるわけもなく。そして誰かが『本当は鋏で切ります』と言ったら一同大爆笑。しかも居眠りしていたたころをスマホで撮っていた人もいて、それを先生に見せて告げ口。

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最終的には全員課題クリアということになったということ。

その翌日。
普段だったらオットは出掛ける2時間くらい前に起きてコーヒーを飲んだりして、そのときに私に『おはようございます』のLINEを送ってくるのだけど、なぜかそれがない。その日の集合場所は前日よりも家に近いところだったので多少はゆっくりできるのはわかっていたけど、それにしてもゆっくりしすぎている。
何かおかしいなぁ、と思ってこちらから電話をかけてみた。
すると電話に出たオット、私からの『ちゃんと起きてた?まだ家にいるの?支度してる?』という問いかけに対して『はい、はい、はい、』と無機質で単調な返事。ときどきこんなふうにふざけることもあるので、まあ起きているのならいいやと思って1分足らずで電話を切った。
そして昼休みにオットは私に電話をかけてきた。
『朝、僕は電話で何を言ってた?』と。

変なことを言うなぁ、と思ったら、オットは朝の電話のことをあまり覚えていないらしい。つまり寝起きだったということ。
あの『はい、はい、はい、』というのもふざけていたのではなくて本気(?)だったようで、寝坊した事実に驚いて意識が朦朧としていたらしい。どうりで最後は『今忙しいから、またね』と言って電話を切ったわけだ。

オットによると前日の夜に『明日の朝はゆっくり起きられる~』と思ったら、なぜか目覚まし時計をセットするのを忘れたそうで。
しかもその目覚まし時計、もう2年くらい調子が悪い。なのできちんとセットしていてもときどきアヤシイときもある。けれどオットは気に入った目覚まし時計が(お店に)ないと言ってなかなか買い換えない。でもその日は本当にセットするのを忘れたので時計を責めることはできず、オットはちょっと反省していた。

前の日に『それは手で切ります』なんて、仲間に意地悪なことを言って笑い者にしたから罰が当たったのだー。
オットは起きてから家を出るまでに何十分かの時間があったので研修に遅刻はしなかったけど。

捨てる神あれば拾う神あり。

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