状況としては『申請をした』というよりは『ついに申請してしまった』というほうが近いかもしれない。
一昨年までは、頃合いを見て居住地をタイに移すつもりでいたのでマイナンバーカードの申請はしないつもりだった。
昨年の3月に日本に帰ってきたときも、コロナからの一時的な避難のつもりだったのでいつまで日本にいるのかもわからなかったし、タイの居住ビザが有効なうちにタイに戻ることができればやはりマイナンバーカードは必要なくなる(持っている場合は役場に返却する)ので申請するつもりはなかった。
しかし新型コロナの波はなかなか引ききらず、日本では再び大きな波が来ることが予想される状態だし、特効薬もない。日本は一般人のワクチン接種はまだ始まらないし、そうこうしているうちに世界的には『ワクチンパスポート』の導入が検討され始めているのでこのままの状態だと日本人の海外渡航はかなり厳しい条件が課されるのではないかと勝手に想像している。
そんな(妄想上の)厳しい条件をクリアしてまでタイに行くかと言われれば今のところ私はNOなので、ひとまずマイナンバーカードを申請して、その後マイナポイントも申請しようということに考えが至った。
なのでマイナンバーカード申請方法について真剣に調べたことはなかったのだけど、どうやら思っていたより簡単にできるようだった。
しかもご丁寧に先月『マイナンバーカード交付申請書』という書面が送られてきていて、それはきちんと保管していたし、たまたま使えそうな写真も手元にあったのでわざわざ写真を用意することもなく、結果として家から1歩も出ずに、申請はスマートフォンの操作だけで済んでしまった。
そのお知らせにはQRコードがあるのでそちらを使ってサイトに入ると自分に割り振られた申請番号が既に登録されているので、氏名や生年月日などを確認したり、電話番号やメールアドレスを登録したり。
そして顔写真についてはいくつかの注意事項があるものの、登録後に不具合があれば連絡がくるということなので、取り敢えず手持ちの写真をスマホで撮影して登録。
申請時にすることはそのくらいで、あとは交付通知書のハガキを待つ。これがいつ届くのかわからないのだけど、通常で1ヵ月、混雑しているときはそれ以上とのこと。
↓申請完了時の画面
↓申請完了のメールも届く
ハガキが届いたら私の場合は役場に行って、暗証番号などの設定をしてカードを受け取ることになると思う。あまりズルズル長引くと面倒なので、それが来月中に完了すればいいのだけど・・・。
その後、先日入手した nanaco と紐付けしてマイナポイントの申し込みまでするつもり。
マイナポイントは、スタートした当初は昨年の9月が締め切り(マイナポイントの申し込みを済ませる)だったのが、それまでに申し込んた人が想定より少なく、2021年3月が締め切りとされた。それが更に延長されて、『マイナンバーカードの申請』を2021年3月までにした人が対象となった。
ここまで延長されれば、もうこれ以上の延長はなさそうだし、私もタイに発つ目処が立たない(まだ暫くは実家に留まる)ので、この際なのでマイナポイントまでいただいてしまおう、と思ったわけ。
一時は楽天カードを紐付けしてマイナポイントに申し込もうかと思ったのだけど、そうなると還元されるポイントは楽天ポイントとなり、楽天ポイントがたくさん貯まると気が大きくなって余計な買い物をしてしまいそうだったのでやめておいた。
そういうわけで nanaco のポイントとしてマイナポイントをもらえるようにして、それはいずれ国民年金の支払いに充てる予定。
ところで『マイナンバーカード』、前々から思っていたことなのだけど、個人的にその言い方は奇妙なものだと思っている。
たとえば誰かにそのカードを持っているかどうかを聞くときには『(あなたの)マイナンバーカードを持っていますか?』ということになる。『あなたのマイナンバーカード』ということは、『ユアナンバーカード』でしょ?という感じ。
中学校の英語の授業で、生徒がそういうことを言って先生に質問したら先生はどのように答えるのだろう。自分以外の人のカードまで『マイナンバーカード』という言い方で物事を通してしまったら英語の授業では矛盾が生じて大変なことになりそう。『マイナンバーカード』は固有名詞だから、それはそれでいいのだ、と言うのだろうか。
そしてマイナンバーカード関連のお知らせには『マイナンバーカード』と『個人番号カード』ということばが併記されていることが少なくない。それなら通称のような部分は最初から使わずに、そのカードの名称を『個人番号カード』で一貫しておけばいいのに。何故に『マイナンバーカード』なんて通称(?)をくっつけてしまったのだろう。
富士山を mt. Fujisan、折り紙を origami paper と表現する以上の違和感がある。