チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

日本では餅だけどタイではルークチンに注意

先週と今週、オットは高齢者介護のための研修というものに参加していて、先週がオンライン授業、今週が実習というスケジュール。

私はてっきり高齢者に特化した介護のことかと思っていたのだけど、最初からそこに飛ぶのではなくて前段階として一般的な応急手当てや応急処置のことも学ぶようだった。
たとえばAEDの使い方とか、気道に食べ物が入ってしまった人の救護の仕方とか。あとは人体の仕組みや老化現象の進み方だとか。

オットもいきなり老人介護の内容から始まると思っていたようで、人体の構造やら何やらを学べたのは思わぬ収穫だったようだ。オットが小学生のときに亡くなったお父さんが病院勤務だったということもあるので、もしかしたらオットはお父さんと少し近付けた気分になれたのかもしれない。勉強は大変だけど、なんだか嬉しそうだった。

それはさておき、オットが誤嚥について勉強したときのこと。
『食べ物が間違って空気のほうに入っちゃったときの勉強をしたよ』という日本語で報告してくれた。
タイではその危険性がある食べ物の代表(?)とされるのがルークチンだった。というのを私は初めて知った。
日本では餅が危ないと言われていて、小さく切って、とか、よく噛んで、と言われるような
、内容としては嚥下のこと。

ルークチンというのは魚のすり身を団子状にしたもので、日本にあるもので例えるとすれば、蒲鉾がミートボールの形になっている、という感じ。
たしかにアレが気道に入ってしまったら絶対に詰まりそうだ。
ガイドブックなどでは『つみれ』と書かれていることもあるけれど、つみれはホロホロ感があるのに対してルークチンはプリップリ。事故に繋がることを前提にすると玉こんにゃくのような存在かも。

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↑クイッティアオに入っているルークチン。
このお店のルークチンは十字の切れ目が入れられているが、まんまるのままでトッピングされているお店もある。
大きさはお店によってさまざま。金柑くらいのものからソフトボールくらいのものまで。

ルークチンは汁物に入っていたり、串に刺して焼いたもの(焼き鳥みたいなスタイル)とか、揚げ物にしたものとか、タイの庶民の食事には結構な頻度で登場する。
ということは、案外事故も多いのかも?

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