チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

チェンマイご近所の地鎮祭(と思われるもの)

オットの家は『ムーバーン』といわれる形態の、日本でいうと団地というのか、ニュータウンというのか、土地販売の会社が整地して同じような規格の家を建てるという、ひとつの地区になっているような住宅地内にある。

それが住民の高齢化だとか、お金に余裕のある家庭は街の中心部に近いところに引っ越したりして空き家が増えたり、この何年かはなんとなく地区の雰囲気も下降気味。
物件によっては個人や会社が買い取ってリノベーションし、転売するような動きもあったのだけど、景気が上向くかと思ったところでのコロナ禍。あてにしていた中国人富裕層もタイに入国できず、あるところの建築中の物件は途中で止まったまま。

↓リノベーションしたものの買い手がつかず
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↓モデルハウスはあるけれど・・・
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そんな状況なのに、お金があるところにはあるようで、ご近所の一軒家はまるっと建て直すとのことで、今年に入ってから家を解体して更地にし、先日地鎮祭らしきものを行った。
地鎮祭が終わってからオットがこっそり敷地内に入って(!)ビデオ通話で映していたのもがこちら。

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その日は大黒柱を建てるための儀式で、普通は1箇所、大きな家だと2箇所にお供えをするとのこと。
日中の様子はわからないのだけど(きっとお坊さんを呼んでお経をあげていただいたり、何かあったはず)、大黒柱を建てるところにはサトウキビ、ココナッツ、バナナを供えて柱の基礎が固まるのを待つそうで。
鉄筋にくくりつけるというのがいかにもタイだなぁ、という感じ。

日本だったらお供え物は米、酒、果物、鯛、といったところなのだろうけど、タイではお米も果物も日本とは価値観が違ってそれほど大切なものという感覚はない(無駄にしてはいけないという観念がない)のでわざわざ供えるものではないのかも。
むしろサトウキビやバナナはお釈迦様に差し上げる位置付けのものなので、こういうときには大切なアイテムのようだ。

改めて、ところ変われば品変わる、ということを知った。

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