チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

どこの世界もそんなに変わらないのかも

新型コロナウイルスが話題になってからいろいろな状況が変わり、全世界的に景気や治安が悪くなった。
日本でも昨年は自殺者が増えたとか、失業者が増えたとか、コロナを糸口にする詐欺が増えたとか、まあいろいろ。

タイでもそれは変わらないようで、失業・休業ということに関しては日本よりも悪い数字が出ているかもしれない。とは言ってもタイは屋台のような商店は気軽に始めたりやめたりする人が多いので人数や店舗数だけでは景気の良し悪しは判断できないけれど。

そんな中、タイでは最近政府からの認可を受ければ一般家庭でも大麻の栽培が可能ということになり、オットは友人から『大麻栽培の講習会があるから一緒に行こうよ』と誘われたらしい。
その講習会はどこが主催しているものなのかは知らないけれど、オットには『2~3年様子を見てから決めるのが良いと思うよ』と言って、今回は行かないようにと私なりの意見をしておいた。

私は大麻栽培に興味はないので詳しい情報を集めていないのだけど、収穫した葉を政府が一定額で買い取るとのこと。それで大麻の葉は調理したものを1人あたり何枚とか何グラムとか、制限付きではあるけれど普段の食事で食べてもタイの国内では法律的には問題ないことになるらしい。

とは言っても、体格や体質で差があるだろうし、健康上の問題が出ないとは言いきれないと思うのだけど・・・。それに、1回の摂取量が微量だとしても、仮に毎日食べたとしたらどうなるのか。

自己責任で摂取して、具合が悪くなって治療、ということならまだしも、精神的にイッてしまった人が町を出歩くのを容認、のような社会になってしまったら我々はどうしたら良いのか。

それにオットが言うには『1世帯6本まで栽培可能』という説があるらしいけど、仮に最初に6本を育てたとして、それは翌年には株が増えたりするんじゃないの???

栽培には政府の監視があるとのことだけど、監視しきれるのは最初の株だけじゃないのかしら、と疑問は尽きない。

それでヤミで増やした株を自家用にしたり、仲間に譲ったりすれば、麻薬事情が一気に何十年分も戻ってしまうと思うのだけど。

今ですらいろんな薬物の依存症の人がしばしば事件を起こしているし、違法薬物を対象にした検問もいろいろなところでやっているのに、それに加えて大麻の栽培を合法にしてしまったらどうなってしまうのだろう。

私の先入観が大きいのかもしれないけれど、大麻の栽培なぞしていると、それが発端になって闇取引の関係者とどこかで繋がってしまうかもしれないし、そんなことになったら人違いで撃たれただの刺されただのということになるかもしれない。

もちろんこれは最悪の想像論ではあるけれど、まったくないとも言い切れない。
なのでオットとも『まだ講習会には行かないほうがいいね』ということになった。


他にもコロナ不況につけこんで、『○○のセミナーを受けたら△△の販売ができます』とか『□□の工具を買えば◇◇の制作ができます』といった、日本にもよくあるような話がそこらじゅうに出回っているらしい。(でも実際にはすぐにお金になるような話ではない。)

タイで大麻の合法栽培は一昨年あたりから出ていた話だけど、コロナ禍の苦境で興味を示す人が想像を越えることになりそうだし。

日本でも闇バイトで人生を棒に振る人が増えているそうだし、だけどそんな話は日本やタイだけではないのだろうなぁ。

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