チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

シュウマイ & 肉まん

先日オットと電話で話していて、私が夕食のおかずにシュウマイを食べたということを言ったらオットの頭の中はシュウマイで満たされてしまい、ついに今日チェンマイで有名な中華まんのお店に行ってシュウマイと肉まんを買ったということ。

ガイドブックにも必ずと言っていいほど載っている、地元の人にも昔から愛されている『サラパオウィグンパーニット』というお店。
主婦力の高い(?!)オットはレタスと茹でたブロッコリーをパックに詰め、ペットボトルの水まで持って外で食べる気満々。
無事にシュウマイと肉まんを買って、川べりに落ち着いてから私に画像を送ってきた。
今はチェンマイもほぼ観光客の姿はなく、地元で暮らしている人しかいないため、どこでもわりとのんびりできるようだ。

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昨年後半、オットとシュウマイについて話していて初めて知ったのは、タイではシュウマイは食事のおかずという括りではないということ。日本ではシュウマイを食事どきに食べないなら、一体いつ食べるの?と思うものだと思うのだけど、タイでは『食事のおかず』ではないらしい。

考えてみれば日本の食卓は主食が米飯だとして、主菜や副菜は和洋中どれが並んでいても違和感はない。それは家庭で調理をする習慣があるからそうなったのかもしれない。
タイは調理をしない家庭が多く、市場や屋台で買ってそこで食べたり持ち帰って家で食べるパターンが多いので、必然的に普段の食事はいわゆるタイ料理の比率が高い。

それではなぜ『昔から愛されている中華まんのお店』が存続しているのか。
それはタイでは幼稚園の時分から下校中におやつを買って食べることが普通だから。
下校時刻が近くなると校門のまわりには食べ物や飲み物の販売屋台が乱立する。そのくらい子供が小腹を満たすために何かを買うことは日常的なことで、親は毎朝『今日の分』として子供にお金を持たせるらしい。
日本では幼稚園児が制服のままお金を握ってお菓子を買う場面なんてまずあり得ないけれど、タイではなんてことのない一場面。
日本の小学生には『遊びに行くのはおうちにランドセルを置いてから』なんて言うことも多いのに、タイでは小学生が通学スタイルのまま屋台に群がっている。

そもそもタイは1食の量(1人前とされる量)が少ないので、間食は誰でもしている。(というか、ある程度昔は食事の時間というものが決まっておらず、必要なときに食べる民族だったのでは?)
そんなときに丁度良いのが肉まんやシュウマイだったのではなかろうか。もちろんお店にもよるけれど、タイの肉まんは日本と同じくらいの大きさで、シュウマイは日本の一般的なものよりも大きめ。そしてシュウマイも肉まんも元を辿れば中国人が持ち込んだ物だろうけど、中国語の音とは結び付かないようなタイ語で『シュウマイ = ขนมจีบ (カノムジープ)』、『肉まん = ซาลาเปา (サラパオ)』という名詞になっている。

なのでシュウマイと肉まんは、日本でいうところの煎餅と同じような立場か・・・?
いや、でも今日のオットのように軽めの昼食にする人もいるのでサンドイッチ的なものか?

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